掲載日:2010年09月27日 バイク用品インプレッション
程よいサイズの積載スペースが常設されているというのは、愛車との付き合いを農密する重要な要素ではないだろうか。ちょっとした買い物でもまったく荷物を積むことができないバイクなら行く気にならないだろう。逆に、それほど大きくなくても使い勝手のよい積載スペースがあれば、クルマよりもバイクで出かけようと思うことも多いはずだ。ところが、普段使いに丁度良いサドルバッグというのがなかなか見つからないものだ。付けっぱなしにするのであれば汚れや劣化も覚悟しなくてはならず、高価なものは使いづらい。また、荷物を収納しない場合も考えれば、素材はソフトで張り出しの少ないものが使いやすいはずだ。
今回ご紹介するのは、そんな用途に最適なリーズナブルで使い勝手に優れる振り分けタイプのサドルバッグ “リッジ”だ。このアイテムは、キジマが展開する「4R」ブランドのラインナップとして開発されたもので、最大の特徴は安価でありながら質感にも気を遣い、使い勝手にかかわる部分はしっかりと作りこまれているところ。例えば、バッグの開口部を覆う大型のフラップは高級感のある合成皮革を採用し、装着しても愛車の雰囲気を損なうことがない。バッグ本体はソフトでありながら丈夫な生地で出来ており、容量は片側7リットル。縦250ミリX横280ミリX幅100ミリというサイズも絶妙で、普段の携行品の収納から1泊~2泊程度のツーリングまでをカバーする容量となっている。フラップを固定する2本のベルトにも余裕があるため、小振りなサイズながらもかなりの荷物を収納することができるだろう。素材がソフトなので、ハードケースなら収納に苦労してしまうような形状のものでも案外アッサリと入ってしまうのもポイント。
また、本体は分離できない左右一体式だが、その分装着方法もシンプル。シートを一旦外してリアフェンダー上に被せるだけだ。クルーザータイプに多いサドルバッグステーなどを利用して、バタつきやタイヤとの接触を防ぐためのベルトの左右2箇所ずつ装備。バッグの素材自体がソフトなため、少し逃がしてやればウインカーを移設せずとも装着できる車種も多いはずだ。この“リッジ”の価格は6,090円。気兼ねなく使い倒せる安価な設定と使い勝手の良さが実に「4R」らしいと感じさせるアイテムだ。
リッジのバッグ本体はソフトな素材でできているので、少し逃がしてやればウインカーを移設しないでも装着可能。小振りなサイズなのでバッグが主張しすぎることもない。
片側の容量は7リットルだが、素材がソフトでマチも大きく広がるため想像以上の収納力を発揮する。写真では3シーズン用のシュラフとシュラフカバーを収納している。
バッグ開口部のフラップを固定するベルトには余裕がかなりある。そのため少々無理をすればかなりの荷物を呑み込んでくれる。もちろんワンタッチで絞込み可能。
安価でも安価に見えないのがリッジの良いところ。一番目立つフラップには程よい艶と重厚感をもつ合成皮革を採用。アクセントの赤いラインも利いている。
左右一体式のリッジは装着も簡単だ。シートを外してリアフェンダーに被せるだけ。ブリッジ部分の素材は薄く丈夫にできているので収まりも良好。
サドルバッグステーに固定するベルトも装備。長さも十分なので、ステー以外の部分を利用してバッグのバタつきやタイヤとの接触を防ぐことも可能だ。
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