掲載日:2018年03月18日 原付漫遊記 › 松本よしえのゆるカブdays
え・文・写真/松本よしえ
Cub Racing CR110のタンクバッジです。羽の向きから察するに左側タンク。手に取って眺めると丁寧につくられているのがわかります。昔の部品は美しい。
ゆるカブ第七十二回、田園調布の『兵隊家』での話の続きです。「せっかくカブの聖地に集まるなら、なにか持参できるお宝の見せ合いっこをしませんか」と提案したら、参加者のカブ愛が伝わる品が集まりました。
大注目はSじろーさん所有のタンクバッジ。1962年にワークスマシンとしてデビューしたRC110のエッセンスが詰まった公道モデルCub Racing CR110のものです。じつはタンクバッジを手に取って見るのは初めて。まるで工芸品のような美しさで、巷にはタンクバッジのコレクターもいると聞いて納得
持ち主のSじろーさんは35年ほど前に正規部品として注文して手に入れたそうです。現在はプレミア的な値打ちがつく希少品だけに、集まった参加者のみなさんも大興奮。Sじろーさんは車やバイクを象ったアンティークのガラスボトルや玩具なども大事にコレクションしているそうで、先見の明がある方はちがいますね。
他の方からも大事にしている郵政カブのポートレートを見せていただいたり、カフェカブに参加した6年分の参加ピンバッジなど、それぞれに思い出がつまった“お宝”が登場して楽しいひと時になりました。
ちなみに言い出しっぺのわたしは過去にスーパーで購入したカブのフィギュアを持参。安いものですが精度が高く、見つけたときは嬉しかった思い出があります。今回のようにお宝を見せっこするのは共通の話題にもなって楽しいもの。次の機会があれば白手袋とフェルトのマット持参で臨みます!