カブ生活

ゆるカブ第二百三回「CT125でキャンツー山歩きの旅 前編」

掲載日:2023年10月23日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

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小出(新潟県)から国道352号を90㎞近く走った山中はブナの原生林。真冬は2m越えの豪雪地帯だけに樹々の姿がたくましく見えます。

箱女3人、まずは地酒&温泉を楽しむ!!

久しぶりに馴染みのキャンプ場へ。向かったのは福島県の南西部、南会津の檜枝岐村です。こちらは新潟県の小出からだと山中の国道を約90㎞走ってたどり着く山深さ。キャンプ場はホムペもなく昭和テイストなのが居心地よいと、何度となく通う常連さんがいます。わたしは90㏄の羽カブ号(HA02)で3年前にソロで出かけたのが最後。今回はカブ仲間のN嬢を誘い、仙台からK嬢も駆けつけ、箱女(リアに積んだ箱が共通点)3人でにぎやかな旅となりました。

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キャンプ場に箱女3台集合。連休直前の平日はほぼ貸し切り状態でした。

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翌日、山歩きにはイマイチの天気なので、キャンプ場から38㎞走って「花泉酒造」の蔵元へ。蔵併設の売店は築100年の"会津曲がり家"を改装した古民家です。室内を拝見するのを楽しみにしていたのだけどコロナ以降は解放されないまま。箱女3人で残念記念撮影となりました。

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その売店前に近隣の限定酒取扱店MAPを発見! えーと、余談!? ですが、松本が被っているのはアライの「ツアークロスV」です。7月発売と同時に注文して出発前日(9月13日)に届きました。視界がぐっと広くなり、バイザーの風抜きがよくて疲れません。ツーリングにお薦めですよ! <写真はN嬢撮影>

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さて、3人のお目当ては7月に発売された地域限定酒(写真は夜に撮影)。このあと南会津町内の酒屋で「花泉 大吟醸生原酒」2500円也を入手。賢い主婦3人にとっては少々お高いお値段ですが、「飲みに行ったと思えば安いんじゃない」というN嬢の一言で購入決定。

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こちらは檜枝岐村内で食べられる名物の「裁ちそば」です。つなぎを使わずに蕎麦の生地を何枚も重ねたものを包丁で引いて切る様子が"布を裁つ"のに似ているから呼ばれたそうです。角皿は"マスタケ"を湯がいたものでワサビ醤油でいただきます。食後に食べた青い皿の「ハットウ」は"ご法度"が語源。その昔、あまりに美味しくて日常で食べるのを禁じられたという逸話あり。蕎麦粉ともち米を練ったものを茹で、えごまと砂糖をまぶしてあります。村内の「開山」にて。

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檜枝岐村から約28㎞、「湯ノ花温泉」(南会津町湯ノ花)へ。村内の商店で入浴券(300円)を買うと共同浴場4つ(混浴2つ)の湯めぐりができます。券は最後に入った浴場の箱に納めましょう。わたし達が入った「石湯」(混浴)はゆうに50℃はありそう。商店のおばちゃんが「ホースの水をじゃんじゃん使っていいよ」というので遠慮なく薄め、3人交代で湯もみ板も使うが15分経っても脚をつけることさえできない。GSの閉店時刻が迫り、けっきょく水で薄めた湯をかぶるだけで上がりました。それでも身体はずっとポカポカでCTで走ってキャンプ場へ着くまで熱いままでしたよ<2枚目写真はN嬢撮影>

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キャンプ場へ帰り着くと誰もいないのをよいことに炊事場で宴会を開始。「花泉」の限定酒で乾杯っ! まさに甘露でした。じつは前夜もK嬢が宮城から持参した地酒を酌み交わしたばかり。たいして呑めないクセに「よいお酒は翌日に残らないね~」と、いい気分に。が、いつのまにか手足は虫の餌食となっており、翌朝は虫刺されであちこちがボコボコになっていた(涙)

さて、今回はCT125にキャンプ道具満載で福島県の檜枝岐村へ。八ヶ岳(長野県)からのルートは白樺湖から北上して上田をかすめ菅平高原、須坂、小布施、飯山と進み、千曲川ぞいに国道117号を津南、十日町へ。さらに国道252号で小出へ出て国道352号の枝折峠経由で檜枝岐村へと片道約300㎞の道のりでした。小出から檜枝岐村へかけての約90㎞は街灯もほぼない山道。道も狭いので安全のためには日暮れ前の到着がマストです。で、次回はいよいよ"CT125で山歩き"につづきます。

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