掲載日:2021年12月26日 原付漫遊記 › 松本よしえのゆるカブdays
え・文・写真/松本よしえ
久しぶりのカブミーティング! 新旧のハンターカブをはじめ約100台のカブが集いました。見学者も含めたらもっといたんじゃないかなぁ。参加者同士の話しも弾みました。
11月14日、浜松市天竜で「カブミーティング大集合in天竜」が催されました。開催地の天竜といえば本田宗一郎氏の出生地。町内には「本田宗一郎ものづくり伝承館」もあり、カブファンならばぜひ訪ねたい聖地なのです。いったいどんなカブや人に出会えるか、ワクワクが止まりません!
さっそく参加車両をご紹介。なんと美しいF型でしょう。しかもエンジンのカットモデルまで。まるで博物館の展示物のようです。
ハンターカブC105H(54cc)の美車です。ブロックタイヤとダブルになったスプロケットをご覧ください。
息子さんと豊橋からタンデムで参加した陶山(すやま)さんのCT125。サイドスタンドを強化ブラケットで補強しています。純正のサイドスタンドはタンデムや積載の荷重で左に転倒しやすいので駐輪する時は気を遣います。
浜松には"バイク神社"こと「大歳(おおとし)神社」(浜松市東区天王町)があると教えてくれたのはC50の八木さんとCT125の山本さん。御朱印はバイクをテーマにしたものもあり、なんと今年の7月に授かった御朱印にはCT125が描かれています。貴重な地元情報をありがとうございます。
島田市から参加のスーパーカブC70(1971年)。この緑色のヤレ加減がいいなぁ。カモメ行灯クジラエンジン、プリン型みたいなウィンカーや籠がエモい。オーナーさんに会えなくて残念でした。
こちらが二俣町にある「本田宗一郎ものづくり伝承館」(常設展示期間は観覧無料)です。1階にはカブF型やC100が展示されていました。宗一郎氏の人柄や人生の歩みにも触れる展示もあり生誕の地ならでは。旧二俣町役場を改装した建物は木造の温もりが心地よく長居したくなります。自由に閲覧できる書籍コーナーも充実しています。
さて、今回はいきなり参加車両からご覧いただきましたが続きはまだありまして、6年以上の歳月を経て完成した「本田宗一郎かるた」やカブの人気について語られる講演など、次回の「ゆるカブ」でご紹介いたします。じつはこのミーティングは当初5月開催の予定が延期を重ねてようやく実現したもの。主催された「ポンポンCLUB浜松」の宮地武夫代表やスタッフの皆さんはたいへんなご苦労をされたことでしょう。温かく迎えていただいたことに心から感謝いたします。
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