ホンダ STEED400

掲載日:2014年01月10日 プロが造るカスタム    

写真/Mitsuru Takahashi  文/佐賀山 敏行

ホンダ STEED400

カスタム費(車両代別)130万円

リジッドフレームで
スタイリング一新!

国産アメリカンをベースにしたカスタムでも、近年増えつつあるのがニュースクールチョッパーだ。とくにこの手のカスタムが得意なショップは西日本に多く、福岡県と大阪府が盛ん。そして、ここに紹介するD-CLUBは大阪で早くからこのスタイルを提唱してきたショップである。そして今回ベースとなったのはスティード400で、いわずと知れたアメリカンブームの火付け役だ。

その詳細を見ていくと、フレームはオリジナルのリジッドタイプに換装し、前後ホイールは純正ながらもフロントフォークにロングインナーチューブを採用することで、大柄な車体を形成。フューエルタンクやリアフェンダーなどの外装パーツはワンオフで、流れるようなシルエットを作り出している。また、キャブレターにはHSRφ42をチョイスすることで、パフォーマンスを高めている点にも注目。ワンオフハンドルによるコンパクトなライディングポジションとジョッキーシフトも相まって、じつに楽しい走りを提供してくれるのだ。

スイングアームからシートレールと直線的なラインに合わせながらも絶妙なアールにこだわったというオリジナルタンク。流線型のシルエットを実現したスタイルだ。レイクしたトリプルやロングライザー+ハンドルなど細部まで計算していることがわかる。

スイングアームからシートレールと直線的なラインに合わせながらも絶妙なアールにこだわったというオリジナルタンク。流線型のシルエットを実現したスタイルだ。レイクしたトリプルやロングライザー+ハンドルなど細部まで計算していることがわかる。

見た目のインパクトとは裏腹に、乗りやすく楽しい。そしてスタイリングは数あるアメリカンカスタムのなかでも先端をいくもの。絶版となって久しいスティードだが、カスタムマシンとしてはまだまだ多くの可能性を秘めているといえるだろう。

ホンダ STEED400の詳細は次ページにて

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索