【GSX-R125試乗記事】小さくても本格的な走りが楽しめるGSX-Rシリーズの末っ子

掲載日:2018年03月29日 試乗インプレ・レビュー    

取材・文・写真/野岸“ねぎ”泰之

スズキ GSX-R125 試乗インプレッション

高性能でパワフルなエンジンと
高度な制御のフューエルインジェクション

搭載されるエンジンは水冷DOHC4バルブ単気筒で、ボア×ストロークは62.0mm×41.2mmのショートストローク。スズキ独自のメッキシリンダーを採用し、出力はクラス最強の15PSを誇る。6つのセンサーを搭載したフューエルインジェクションにより、さまざまなライディングコンディションで最適な燃料噴射になるようコントロールされ、エンジンは低回転から高回転まで滑らかによく回る。

スズキ GSX-R125の試乗インプレッション

低速トルクも意外とあり、3,000rpmほどでクラッチをつないでもスルスルっと加速し、シティランでもそれほど神経質になる必要はない。ただ、元気よく走るにはやはりある程度エンジンを回した方がよく、6,000~8,000rpmを常用すると、キビキビと走れる。6速あるミッションを使ってパワーバンドをキープしながら走れば、より楽しいライディングができるはず。

スズキ GSX-R125の試乗インプレッション

安定感のあるハンドリングで
安心してコーナーに進入できる

サスペンションの動きは前後とも良好で、少々荒れた路面に突っ込んでもショックをよく吸収してくれる。特にリアはリンク式モノショックの採用で、路面追従性の高さを実感させてくれる。コーナーリングがクイックな印象のGSX-S125に比べて、GSX-R125は前傾姿勢で重量バランスが前寄りなこともあってか、ハンドリングはかなりどっしりとして安定している印象だ。峠などでスポーティな走りを楽しむなら、こちらの方が適していると感じた。

スズキ GSX-R125の試乗インプレッション

ハンドルの切れ角はGSX-S125よりも若干少ないが、スリムな車体は渋滞路でも意外と小回りが利く。原付2種なので都市部の駐輪場でも停めやすいという利点もあるから、平日は通勤、通学の足として、休日はスポーティな走りを楽しむ、なんて使い方もできそうだ。

そう考えると、GSX-R125は趣味と実用性を兼ね備えた、とてもユースフルな1台といえる。

スズキ GSX-R125の試乗インプレッション

スズキ GSX-R125の詳細写真は次ページにて

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