

掲載日:2012年06月12日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/河合 宏介
正面から見ると、エッジの効いたデザインのヘッドライトやメーターバイザーが目立ってシャープな印象だが、横から見ると燃料タンクやシュラウドなど軟らかいラインを帯びたパーツが目に入ってくる。そんな曲線があるためか、全体的に優しい雰囲気が漂っているのが印象的だ。ホイールのデザインは凝っていて、例えるならば5本スポークの曲線サイクロン型とでもいえるデザイン。中心のハブから出た2本のスポークは外に向かって狭まり、外側のリムとは1本でつながっている。センタースタンドも装備しており、車両の長期保管やチェーンのメンテナンスなどでの実用面での恩恵が期待できる。ほかにも、ステーが長く横幅のあるバックミラーなども実用性に長けていて、後方視界を肩でさえぎられることもなく見やすい仕上がりだ。
カーボン調のメーターパネルには、アナログ式のタコメーターが大きく配置されている。その脇に燃料計があり、スピ?ドメーターは控えめなサイズのデジタル式。それらを囲むように、ニュートラルや方向指示器、ヘッドライトのHi/Loを知らせるランプがある。いずれも日中でも認識性は良いものだった。テールライト周辺は、ヘッドライト周りと共通のシャープなデザイン。ナンバープレートとウインカーは、ステーでフレームから飛び出すように配置されていることで、テール周辺をスッキリとまとめている。ボディサイズは125ccバイクとしてみると少し大きいと感じるが、実は台湾では150ccモデルも同フレームで販売されているとのことで、それだけしっかりした造りのフレームでもあるわけだ。
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