

掲載日:2011年12月20日 試乗インプレ・レビュー
排気量124ccの単気筒エンジンは、水冷4ストロークDOHC4バルブ。最高出力はEU圏での規制内最大値である11kw(15hp)を10,500rpmで発揮。インジェクションはワンボディ式を採用し、スロットル径はΦ38mm。
マフラーは、排気口がステップ下に顔を出すアンダーマウントタイプ。重量物であるサイレンサーを車体中央に配置することで、マスの集中化を図り運動性の向上に寄与。
高い剛性と、しなやかな乗り味を実現するペリメータータイプのフレームは、素材にアルミニウムを採用する上級車種に負けない豪華装備。
フロントフォークはインナーチューブ径Φ41mmを誇る、高剛性な倒立テレスコピックタイプ。ホイールトラベル量は110mmと、十分なストローク量を確保する。
フロントブレーキのキャリパーは、AJP製の対向4ピストンラジアルマウントタイプ。ブレーキローターはステンレス製で、大径Φ300mmを装備し、制動力とコントロール性の高さを両立。
スイングアームは左右非対称形状を採用、リアショックはカンチレバー式のモノショックでホイールトラベル量は130mm。リアブレーキキャリパーはAJP製の片押しピンスライド1ピストンで、リアローター径はΦ218mm。
スパルタンなシングルシートタイプのリアシートカバーはオプション。タンデムシートと交換するだけで、工具不要で装着できる。この他にも純正オプションのラインナップは充実している。
メインキーで脱着可能なシート下には、小物入れスペースが設けられる。大容量とはいえないが書類や車載工具以外に、携帯電話やタバコの箱といった大きさの品物が収納可能だ。
シャープなテールアップスタイルを持つ、レーシーなテールカウル。ウインカーやナンバーを支持するステーは、一括で取り外すことが可能。テールランプにはLEDを採用している。
インスツルメンツパネルは、アナログ式タコメーターと、デジタル液晶パネルのコンビネーションタイプ。液晶パネルには、スピードと水温が常時表示され、オドメーター、トリップメーター、記録された最高速度が切り替え表示可能。
燃料タンクは大容量14.5Lを確保し、長い走行距離を実現。ワールドスーパーバイクのチャンピオンエンブレムが光る。タンクキャップはスタイリッシュなエアプレーンタイプを採用する。
ステップは、アプリリアのフラッグシップモデルRSV4とデザインを共有するが、ポジションはRS4 125専用に設定されたもの。シフトロッド先端のボックスは、オプションのクイックシフターのセンサー。
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