
掲載日:2009年09月27日 試乗インプレ・レビュー
構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
ブログ125の特徴のひとつに、ミッドシップフューエルタンクシステムがあります。これはシート下の収納スペースを分割し、燃料タンクを車体の最下部に配置することで、高い剛性と安定性を確保したもの。前後にわかれた収納にはそれぞれにヘルメットが収納できるよう配慮されており、使い勝手にも問題はありません。
スクーターの老舗だけに利便性には気が使われていて、国内メーカーのモデル同様にコンビニフックや各種収納を備えています。その中でも一風変わったアイデアが、ヒューズボックスの位置。ハンドル下のパネルを開ければ直接コンタクトできるようになっており、電装系のメンテナンスの作業性に配慮されています。
「原付2種スクーター」は、国内だとどうしても“道具”的な位置づけであることが多く、ほとんどのモデルのデザインは、ベーシックなスクーターという制約から抜け出せていません。今回紹介したブログ125は、まさにそのブレイクスルーとも言える存在。必要とされる機能をそつなく備えながら、スクーターという枠に収まりきらない個性は、このモデルならではのアピールポイント。国産メーカーでは成し得なかった機能とデザインのウェルバランスこそ、ブログ125最大の魅力と言えるのではないでしょうか。
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