マラグーティ チャックマスター200
マラグーティ チャックマスター200

マラグーティ チャックマスター200 – 幅広いライダーから支持される!

掲載日:2009年07月30日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

イタリアからやってきたマラグーティは
世界で一番美しいスクーター

マラグーティは、イタリアのスクーターメーカー。その歴史は古く、1930年にまで遡ります。元々は自転車製造メーカーだったのですが、第二次世界大戦後、ドイツ製エンジンを搭載した「モスキート」の生産をきっかけに、1960年代から50ccバイクの生産、開発に専念し始めたのです。デザイン性の高いスクーターは、日本で起こったビッグスクーターブームのそれとは違い、スマートな大人の乗り物といったイメージ。広告には情熱的なイタリアを象徴するような美しい女性が登場します。「世界で一番美しいスクーター」だというマラグーティ。美しいデザインても、乗って快適でなければいけないと思うのです。今回インプレする「チャックマスター200」はどうなのでしょうか。一見、地味そうですが…。

マラグーティ チャックマスター200の試乗インプレッション

マラグーティ チャックマスター200の画像

美しい女性から日々戦うサラリーマンまで
幅広いライダーから支持される!

毎日バイク通勤をしているのですが、スーツ姿のお父さん方に多く見られるのが90cc~125ccのいわゆる「原付2種」です。シート下には荷物も入れられるし、自動車と同じ法定速度で走られて、原付のような2段階右折がありません。まさに通勤ライダーにとって最高なバイク! 私も一台欲しいなぁと思っているのですが、踏み切れないのにはワケがあるのです(あ、もちろん、金銭的に余裕がなかったりもするのですがね)。それは、一般道でも125cc以下通行禁止区間があったり、高速道路は125cc以上でなければ走れないというところ。その2点をクリアして、尚且つカワイイと思えるものはないかと探していたところ、イタリアンスクーターのマラグーティに行き当たりました。このチャックマスター200は163cc(200と表記はされていますが…)あるので、先の不満もありません! では、乗り心地はどうなのでしょうか。

マラグーティ チャックマスター200の画像

通勤に適したマシンと想定して、都内での走行をメインに行いました。まず、770mmあるシート高ですが、国内メーカーの原付やビッグスクーターと比較すると正直高いです。身長が173cmある私には全く問題ありませんが、日頃50ccスクーターを使用している小柄な女性には足着き性に不安を覚えるかもしれません。石畳の多いヨーロッパのイタリアからやってきただけあって、スクーターにしては大きな前後16インチホイールを使用しているということもあるのでしょう。でも、このラージホイールのおかげで、路面に凹凸があっても安定した走りをするのです。一般的なスクーターに使用される小さなホイールの場合、路面の凹凸でフロントを持っていかれヒヤっとすることがありますからね。実際、私も過去に転倒してしまったことがありますから…。通勤時、機敏な走りをするスクーター乗りの方々にとって、この安定性っていうのは本当に大事なんじゃないかと思います。加速は力強い! と感動することはありませんが、何の不満もなくスムーズに発進します。流れのよい道路で加速が悪いため、他のクルマの邪魔になるなんてことはもちろんありません。

マラグーティ チャックマスター200の特徴は次ページにて

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