掲載日:2010年06月11日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
今回紹介するスズキの「ZZ」は、ハイパワーな7.2psエンジンを積んだスクーター。原付バイクの中でも特に人気の高い、スポーツスクーターとして人気のあるモデルです。車種のルーツは同社の「セピア」シリーズですが、同シリーズが終了する際に人気のあったスポーツ志向の「セピアZZ」が「ZZ」として独立。2000年から2007年にかけて生産されました。
セピアシリーズ時代と比べて、ZZはスタイリングを中心に大きな変更を受けたのが特徴です。その中でも、12インチホイールの採用は大きなトピックスと言えるでしょう。一般的に50ccスクーターには10インチホイールが採用されていますが、ZZでは『インチアップスポーツ』という言葉をテーマに大径化。ワンクラス上の操縦安定性を手に入れています。また、外装はカーボン調パーツの採用や、当時人気の高かった大型のリアスポイラーを装着するなど、スポーツ性能を体現するかのようなデザインを採用しました。エンジン出力はセピアZZ時代と大きく変わりませんが、他社製スクーターが排気ガス規制の影響で出力を低下させる中、国産最後の7.2psエンジンとしてファンから熱い支持を受けました。
ZZの生産は残念ながら終了してしまいましたが、現在は「高年式の在庫があるハイパワースクーター」として一定の需要があります。相場もこなれており、予算に合わせた車両を選択することが可能です。また、生産終了から3年しか経っていませんので、部品供給にも不安があり良い在庫が多いのもZZならでは特徴と言えるでしょう。価格と性能のバランスがとれた車両を探しているなら、ZZはオススメできる1台と言えます。
言わずと知れたスポーツスクーターの代名詞。高いパフォーマンスと豊富なカスタムパーツラインナップで、生産終了後も高い人気を誇る。バイクブロスでのランキングも常にトップクラスだ。
ヤマハを代表するスポーツ系モデル。ライブディオZXのライバルとして有名。排気ガス規制後も生産が続けられていたが、途中で最高出力は6.5psにダウンしている。現在は4サイクル化された。
スポーツ系4サイクルスクーターとしてデビュー。いち早くインジェクションに対応したのが大きな特徴。2サイクルエンジンよりエコとは言え、パワー面では敵わなかった。生産はすでに終了している。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!