モンキー125用リヤショックの決定版! ADVANTAGE RS-γ / RS

掲載日/2020年6月15日
取材協力/アドバンテージ
文/淺倉恵介
構成/バイクブロス・マガジンズ
ホビーバイクの原点にして頂点ともいえるホンダ モンキー。そのモンキーの発展形として2018年に誕生したモンキー125も、先代と同様にカスタマイズが楽しいバイク。カスタムパーツも各メーカーから多数リリースされているが、ここにきて大注目のパーツが登場した。それが、アドバンテージのリヤショックユニットRS-γとRSだ。

ビッグバイク用パーツに負けないスペック
本物の高性能リヤショックユニット

アドバンテージは”フットワークパーツのプロショップ”を自認するパーツメーカー。そのフレーズに違わず、サスペンションやブレーキ周り、ホイール等々、バイクの足回りを中心に様々なパーツをラインナップ。同社の代表を務める中西氏は、かつてスズキグループでレースに関わった経験を持つスペシャリスト。現在も、ストリート用カスタムパーツだけでなくレース用パーツも手がけている。アドバンテージのパーツは、最先端のレースの現場で叩き上げられた本物中の本物だ。

RS-γ リヤサスペンション 油圧イニシャルアジャスター キャンディーワインレッドメタリック
¥178,000(税抜)

そのアドバンテージから、モンキー125用のリヤショックユニットRS-γとRSがリリースされた。スプリングプリロード、伸/圧の各減衰力、車高の調整機能を全て備えたフルアジャスタブルタイプ。さらに、ロッド部分にはチタンナイトライト(TiN)加工まで施される。チタンナイトライトは金属表面のコーティング処理で、非常に硬度が高く耐摩耗性に優れる。走行中、常に摺動しているショックユニットのロッドには最適の処理。ハイエンドなサスペンションパーツにだけ用いられるコーティングであり、世に先駆けて採用したのがアドバンテージなのだ。

ロッド部分にはチタンナイトライト加工が施され、耐久性と摺動性能を向上。ハイエンドパーツの証ともいえる部分。

RS-γ/RSの凄さは、外見から判別できるものだけではない。その本質は、基本性能の高さにある。特筆すべきポイントは、基本的なスペックが同社製大排気量モデル用リヤショックユニットのRS-γ/RSと全く同一であることだ。ボディは軽量かつ高強度・高剛性なアルミ鍛造製、まずボディの基本性能からしてミニモトのレベルではない。鍛造とは、金属に高い圧力をかけて成形する加工法のこと。金属を成形する場合、他に鋳造という技術がある。鋳造は、高温で溶かした金属を型に流し込んで成形する。そのため、内部に気泡が発生したり、分子構造にムラができたりして精度や強度の面で劣る。その点、高圧でプレス成形する鍛造は、分子の密度が均一で高い強度と優れた精度を持つがコストがかかる。アドバンテージのRS-γ/RSが鍛造製法を選択しているのは、ひとえに性能を追求してのこと。中でも、精度に優れる冷間鍛造製法を採用している。ミニモト用パーツであっても、決して手を抜くことをしないのがアドバンテージの流儀だ。

ロッドがスチール製である以外、ボディの全ての部分は鍛造アルミ製。基本性能の高さが他とは違う。

また、サスペンションはライダー個々の体格や乗り方に合わせて、理想のキャラクターは異なるもの。そのため、アフターマーケットのショックユニットには、純正品とは異なり豊富なアジャスト機能を備えている。サスセッティングを施すことで、自分の理想のサスペンションを手にいれることができるのだ。けれど、サスセッティングと言われても何をどういじったらいいのか分らないという人も少なくないだろう。アジャスト機能があるからと、やたら弄り回して手に負えない状態になってしまうという経験は、バイクカスタムの定番”あるある”ネタだ。その点、RS-γ/RSなら安心だ。アドバンテージでは、日本の走行条件、日本人の体格に着目。平均的な日本人体型のライダーであれば、出荷状態の標準セッティング状態で、不満なく走れるように仕上げられている。さらに、標準セッティングは各アジャスト機能の調整範囲内で、ほぼ中間に位置するように設定。スプリングのプリロード、伸/圧の減衰力、車高の各アジャスト要素が、全て好みの方向に振ることができるようにと考えられた設計なのだ。

これはRS削り出しイニシャルアジャスタータイプ。カスタマイズの志向に合わせたチョイスが可能な豊富なラインナップ。

ここまでハイスペックであると、サーキットオンリーのガチガチのパーツと勘違いしてしまいそうだが、それは間違い。開発時には、乗り心地の良さにも配慮。荷重がかかった時に腰砕けることがないように、バネレートやダンピングの設定に注力。しっかりと減衰がかかった落ち着き感と、ライダーの入力や外乱に対して俊敏な反応を両立しているという。モンキー125の走りを、一段も二段も上に引き上げるアドバンテージのリヤショックユニット。オーナーならば、ぜひ一度味わって欲しい逸品だ。

様々なカスタマイズに対応可能な
豊富なラインナップが嬉しい

アドバンテージのモンキー125用リヤショックユニットは、全6モデルがラインナップ。マシンのカスタマイズに合わせたチョイスが可能だ。2020年6月現在で、これまで生産された全てのモンキー125(’18〜)に対応。基本スペックは全て同一で、減衰力調整は伸側30段、圧側20段。ユニットの自由長は335mm、車高調整の範囲は+/-それぞれ5mmとなる。RS-γは、プリロード調整に工具を必要としない油圧式イニシャルアジャスターを装備。スタンダードモデル的存在のRSのプリロード調整は、オーセンティックなダブルナット式。ナット部分は、精度と質感に優れる削り出しで製作されている。RS-γは純正のアップマフラー対応品と、社外のダウンマフラー対応の2タイプが存在し、それぞれにスプリングのカラーはレッドとブラックが選択可能。RSは純正マフラーにも社外のダウンマフラーにも対応しており、こちらもレッドとブラックのスプリングが選べる。

RS-γ リヤサスペンション 油圧イニシャルアジャスター キャンディーワインレッドメタリック
¥178,000(税抜)
ノーマルアップマフラー対応モデル

RS-γ リヤサスペンション 油圧イニシャルアジャスター キャンディーワインレッドメタリック
¥168,000(税抜)
ダウンタイプマフラー対応モデル

RS-γ リヤサスペンション 油圧イニシャルアジャスター ダイアモンドブラック
¥188,000(税抜)
ノーマルアップマフラー対応モデル

RS-γ リヤサスペンション 油圧イニシャルアジャスター ダイアモンドブラック
¥178,000(税抜)
ダウンタイプマフラー対応モデル

RS リヤサスペンション 削り出しイニシャルアジャスター キャンディーワインレッドメタリック
¥158,000(税抜)
ノーマルアップマフラー&ダウンタイプマフラー対応モデル

RS リヤサスペンション 削り出しイニシャルアジャスター ダイアモンドブラック
¥168,000(税抜)
ノーマルアップマフラー&ダウンタイプマフラー対応モデル

INFORMATION

住所/兵庫県尼崎市昭和通9-324
電話/06-6412-6145
定休/水、レース及びイベント日
営業時間/10:00〜18:00
バイクの足回りを中心に、SHOWA/KYB/NISSIN/F.C.C./NHK/D.I.D./XAMなど、一流のメーカーとコラボレーションした高性能パーツや、鍛造ホイールEXACTなど数々のオリジナルパーツをラインナップ。パーツメーカーとしてはもちろん、カスタムビルダーとしても高い評価を得ている。

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