徹底した現場主義から導かれたアドバンテージの高品質パーツの画像

サーキットで鍛え上げた本物のレーシングテクノロジー

  • 取材協力/株式会社アドバンテージ  取材・写真・文/淺倉恵介  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
  • 掲載日/2017年3月15日

アドバンテージでは、多くの国内・国外レーシングチームに対してサポートを行っている。トップカテゴリーのレースにおいて、技術開発こそ勝利の鍵。激戦を戦うトップライダーの意見を取りいれ、技術レベルを常にアップデート。蓄積したテクノロジーは市販パーツの開発にフィードバックされる。アドバンテージは、戦う技術者集団なのだ。

技術革新への飽くなき挑戦
高性能を支える現場主義の徹底

レーシングライダー出身の宮城さん。現在もレーシングドライバーやテストライダー、そしてインストラクターとしてサーキットを訪れる機会は多い。アドバンテージのスタッフとコンタクトする場は、ファクトリーではなくサーキットが多いという。

「レースの時、アドバンテージのスタッフである丸田さんが忙しく働き回っている姿を目にします。サポートしているチームをひとつひとつ回って、丁寧にチームのエンジニアやライダーとのヒアリングとディスカッションを繰り返している。そうして得たデータを、製品にフィードバックしているわけです。

レースのサポートって、儲からない仕事なんですよ。でも、そこで得られるデータはとても貴重なもの。それを解っているから、アドバンテージはレースのサポートを熱心に続けているんです。真面目な会社だなあ、と思います。」

アドバンテージ製品の優秀さは、レースの現場で磨き上げられたものなのだ。

「アドバンテージが自社で開発したパーツは、本当に素晴らしいですよ。日本のサーキットは、マシンへの負担が大きいレイアウトが多い。そうした厳しい条件で開発を行っているから、確かな性能と品質が保てるのでしょう。何より、開発や製造に対する姿勢が真面目で、信頼が置けます。自分もライダーとして長いですから、知識と経験には自信があります。それでも、アドバンテージのパーツを使うと、新たに気づかされることや、学べることが少なくありません。だから、アドバンテージの製品が好きなんです。」

プロが認める本物の高性能。それがアドバンテージのパーツなのだ。

徹底した現場主義から導かれたアドバンテージの高品質パーツの画像

かつてはレーサーとして、現在はジャーナリストの立場でサーキットを訪れている宮城さん。アドバンテージの開発現場はレースの実戦。どちらもレースを仕事場とするプロフェッショナルだから、高度なプロ同士の会話ができる。互いにとって有益な、意見交換を行っているのだ。

徹底した現場主義から導かれたアドバンテージの高品質パーツの画像

前回記事でも紹介したアドバンテージの「ダイレクトドライブレーシングディスク」。サーキット用のレーシング(1枚:9万1,800円)と、ストリート用のセミレーシング(1枚:8万4,240円)がラインナップされている。共に素材は特殊ステンレスだが、セミレーシングでは公道使用を考慮した素材が選ばれている。

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写真は右からZRX1200ダエグ用、ハヤブサ用、CB1300SF用。もちろん、ほかのモデル用もラインナップされている。

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MotoGP用に新開発したアドバンテージのスプロケット。写真はマシニングで仕上げられた直後のものだ。高精度で仕上げることで「ライダーに有益な情報を与えるパーツになる」とアドバンテージは語る。この後、表面処理が施され完成となる。

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レースを見据えた設計が施されているRSV4は、標準装備される部品も一流品。そうした中でも、アドバンテージのパーツの存在感は格別だ。最新のレーシングテクノロジーが注ぎ込まれた、アドバンテージのハイパフォーマンスパーツを、誰もが入手可能なのは幸運と言う他ない。

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アドバンテージのレーシングテクノロジーはロードレースの最高峰の舞台でも認められている。写真は2016年にMoto2で快走を見せた♯94 Jonas Folger。2017年からMotoGPライダーとなった彼の走りを支えたのもまた、アドバンテージのパーツなのだ。

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走りの舞台をオフロードに移しても、アドバンテージのパーツは高い信頼を獲得している。過酷な条件の元で、より繊細なブレーキフィーリングが求められるオフの世界。その頂点を競う世界モトクロス選手権やAMAモトクロス選手権、そして全日本モトクロス選手権でも多くの選手が愛用している。

株式会社アドバンテージ

株式会社アドバンテージ

住所/兵庫県尼崎市昭和通9丁目-324
TEL/06-6412-6145
営業時間/10:00~18:00
定休日/毎週水曜、イベント・レース日

代表・中西氏のスズキグループでの経験をもとに、常に最高を目指すフットワークパーツとカスタムバイクのプロショップが 「ADVANTAGE」だ。SHOWA/KYB/NISSIN/F.C.C./NHK/D.I.D./XAMなど一流メーカーとコラボし、OEMではなくアドバンテージのエッセンスを注ぎ込んだオリジナルカスタムパーツとして、開発・販売を行う。レース向けに開発したパーツを世界標準とする事を目的とし、AMA/FIMが主催する世界最高峰のモータースポーツに、一石を投じ続けている。