ヤマハ グランドマジェスティ400
ヤマハ グランドマジェスティ400

ヤマハ グランドマジェスティ400 – ツアラーの素質を感じさせる快適装備とスペック

掲載日:2008年09月25日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

ヤマハ グランドマジェスティ400の試乗インプレッション

ヤマハ グランドマジェスティ400の画像

疲れ知らずの高速走行を楽しめる
新しいグランドツアラー

グランドマジェスティ400は、市街地においては快適な「ビッグスクーター」そのものだ。静かな排気音に穏やかなパワーフィールは、通勤や通学など普段の足として最適なもの。エキサイトメント、という面では物足りないものはあるが、ゆったりとしたポジションと心地よい足回りは、平日の渋滞もあまり気にならないほどの快適さだ。少々大柄だが、ビッグスクーターに望まれる日常性の完成形と言えるほど、便利で扱いやすい。しかし、グランドマジェスティが本領を発揮するのは、高速道路を絡めた長距離走行だ。混雑する都内を離れて常磐自動車道に乗り、はじめて真の実力を痛感した。とにかく、疲れないのだ。

ヤマハ グランドマジェスティ400の画像

アルミフレームを採用した車体はレーンチェンジを繰り返してもよれることはなく、サスペンションもぴたりと安定している。エンジンパワーも余裕があるため、250ccモデルのように追い越しのたびに必死にならずとも、ゆっくりとスロットルを開けるだけで十分。回転数も上がり過ぎず振動も少なく、排気音も気にならないレベルだ。また、大型ウインドスクリーンとエアロボディのプロテクションは相当高く、サマージャケットでも長時間巡航をこなせてしまう。これをオートマチックミッションで操るのだから、おのずとライダー側に余裕が出てくるというもの。普段は走りに夢中で流してしまう風景をながめながらクルージングできるのは、グランドマジェスティ400ならではの楽しみと言えるだろう。結局片道だけでガソリン残量警告が出るまで走ってしまったが、これほど疲れなかったのは久しぶりかもしれない。時間が許せばこのまま北の大地までいってしまいたくなるほどだ。これはもう、ビッグスクーターと言うよりも、オートマチック・ツアラーと呼ぶ方が良いのではないだろうか。

ヤマハ グランドマジェスティ400のオススメポイントは次ページにて

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