掲載日:2011年08月08日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
上記「掲載日」はバリエーションモデル追加日です。本バイク購入ガイドは2011年3月3日に掲載されたものです。
フェイズは250ccのエンジンを搭載するビッグスクーターです。市街地から郊外まで、快適かつ俊敏に走れるスポーティーなスクーターを目指して開発されました。エンジンは水冷の4ストローク単気筒で、ホンダが以前から製造している250ccスクーター・フォルツァのものをベースとし、フェイズ用として改善されたものが使われています。例えばACG(交流発電機)は出力を見直すことでフリクションが低く抑えられています。また、マフラーの内部構造を変更することで排気の抵抗も小さくなっています。もちろんフォルツァ同様に、電子制御のインジェクションやマフラーのデュアルコアキャタライザーなどが採用され、それらの結果エンジンの最高出力は17kWとなり、高い環境性能や低い振動レベルも実現しています。
フレームもフォルツァのものがベースですが、シートレールがスリム化されています。車体はフロントもリアも短くまとめられたデザインでコンパクトに作られています。それでいて存在感があるのは、エッジの効いたスタイリングのおかげでしょうか。また樹脂製のリアグリップやシンプルなリア周り、一灯のヘッドランプなどが用いられ、まとまりのあるデザインであると同時に車重も軽く仕上げられています。乗車ポジションは、市街地で視認性が良く、取り回しやすいアップライトなものとなっていますので、軽快で余裕の持てる走行が楽しめます。
ユーティリティ面では、シート下に容量50Lのラゲージボックスが用意されています。このラゲージボックスは開口部の前後長が960mmと、長さのある荷物でも収納できるように設計されています。また左右のフロントインナーボックスはそれぞれ3Lの容量が確保されていますので、ペットボトルなどの小物を収納するのに便利です。
ちなみに英語の[FAZE]は「心を騒がせる」「驚かせる」という意味。スクーターの世界に新たな感動を提供したいとの思いから命名されたのだそうです。
2009年11月に追加となったTYPE-Sは、電子制御7速のホンダSマチックEvoを採用したモデルです。変速モードは、オートマチックモードと2種類の7速オートシフトモードの計3つで、手元のスイッチで切り替えることができます。7速オートシフトモードのひとつS7モードは、先に採用しているフォルツァよりもシフトタイミングを高回転化し、よりマニュアル操作に近いフィーリングとしています。そのほかTYPE-Sでは、ツートーンカラーのシート、ホワイトパネルのメーター、レッドのリアショックスプリング、ゴールドのフロントブレーキキャリパーなども採用しています。
水冷DOHC4バルブの単気筒エンジンを搭載する250ccスクーター。最高出力は19kW。シート下のトランクスペースは容量63Lで、フルフェイスヘルメットが2個収納できる。
扱いやすさと実用性、走行性能、オリジナリティのあるスタイリングを持つ250ccスクーター。フロントシートが前側に、リアシートが後側に開くデュアルオープンの収納が特徴。
電子制御式ベルトコンバーターの変速機構が用いられ、モード選択によりマニュアル感覚の変速操作をすることもできる250ccスクーター。スポーティな車体デザインも特徴。
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