掲載日:2014年07月22日 プロが造るカスタム
写真・文/HIRO(有森弘忠)
アンダートーンにペイントされたカスタムバイク。これらが多いのに特別な理由はなく、ただ単に、今までのカスタムシーンの流れでそうなっただけであろう。そして、アメリカンバイクではエンジンやマフラーなどメッキパーツが多く使われているために、きっとそれらとのコントラストを意識しての配色だったのでは、と私は推測している。
しかし近年、国内のアメリカンカスタムカルチャーも発展を遂げ、バイクのカラーリングもポップな配色なものが多くなってきたように思う。
が、今日ここに紹介するKAWASAKIバルカンはポップとも違う、幾何学的なペイントに身を包んだ一台である。また、カスタムポイントは少なめながらも、カラーリングによって実に見事なイメージチェンジを実現している。
無駄なアイテムを全て排除した理想的なチョッパーバランスを形成したマシンに、ビビットなカラーリングのタンクとフェンダーに目がいく。それをポイントにして、見事な思惑で製作されたカスタムマシンだ。
そんな一台は、福岡のH.B.Cスタッフのバイクである。「福岡、いや九州全土を見渡しても見かけないようなスタイルのバイクが造りたくて製作した」とビルダーは語る。
この、「今までにない」というコンセプトに基づきカスタムバイクを多数製作してきた同店。フルカスタムでなくともペイントだけでここまでイメージを変える、まさに「今までにない」カスタムバイクをココに提示してくれた。
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