カワサキ バルカン800

掲載日:2014年10月17日 プロが造るカスタム    

写真・文/小川 伸晃

カワサキ バルカン800

カスタム費(車両代別)70万円

タンデムも出来るゼロ・スタイル!?

世界でも有数のカスタムビルダーである木村信也氏が、ゼロエンジニアリング時代に生み出した「ゼロ・スタイル」。その独特なカスタムは当時国内のみならず海外でも賞賛され、今やゼロ・スタイルはひとつのカスタムジャンルとして確立している。

そんな同スタイルを意識しつつ、ロングツーリングもできるように快適な走行性を両立させ、さらにタンデムまで可能にしたのが、ボートラップ制作のこちらの1台だ。

ベース車には高速走行性を考慮して大排気量モデルであるバルカン800クラシックをチョイス。前後16インチのワイドタイヤが車体の重心を低く見せ、ゼロ・スタイルの特徴であるロー&ロングなフォルムをみせるのに一役買っている。加えて74スプリンガーやまっすぐに伸びた2in1マフラーなど、おなじみのパーツをセットアップ。同スタイルの持つクラシカルながらも戦闘的なイメージを再現した。

アウトされた車体と相まって高い存在感を発揮。ブラックとオレンジの見事なコントラストによって、武骨でありながらも煌びやかさを感じさせるマシンに仕上がっている。

サイドから見ると、前後16インチワイドタイヤが作り出す、低重心のロー&ロングのシルエットがよりわかりやすい。ショートFフェンダーや、小振りのスポタンなど、主張しすぎず、バランスのとれた外装類にも注目だ。

サイドから見ると、前後16インチワイドタイヤが作り出す、低重心のロー&ロングのシルエットがよりわかりやすい。ショートFフェンダーや、小振りのスポタンなど、主張しすぎず、バランスのとれた外装類にも注目だ。

もちろん走行性においてもぬかりはない。Fフェンダーをはじめ、振動を押さえるステアリングダンパーや、無理のないライポジを作り出すTバーなど、走りを快適にするパーツが随所に装着されているのだ。

スタイリングも重要だが、やっぱりバイクは走ってなんぼ。何よりもオーナーのバイクライフを考え、快適な走行性にこだわるボートラップらしい1台と言えるだろう。

カワサキ バルカン800の詳細は次ページにて

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