ホンダ ゴールドウイング F6C – 大胆すぎるイメチェンに挑戦したマッスルクルーザー

ホンダ ゴールドウイング F6Cの詳細写真

F6Cの個性を際立たせる独自のフェイスデザインを採用。LEDヘッドライトは上下分割リフレクターによるハイ&ローの切り替え式。ヘッドライト左右のエアダクトも含め、ゴールドウイングとは全く異なるアイデンティティを主張する。

低重心で静粛性に優れた水冷OHC2バルブ水平対向6気筒1832ccエンジンを、ゴールドウイングと共通のエンジンを強度部材の一部とする軽量マルチボックスセクション式アルミツインフレームに搭載。

左右に振り分けられた分割式ラジエターを覆う巨大なシュラウドが、F6Cの力強いフロントマッシブフォルムを強調。機能面でもラジエターを通過した熱気がライダーに直接当たらない構造となっている。

フロントはφ45mmカートリッジ式正立フォークに対向4ポットキャリパー＋φ310mmダブルディスクの組み合わせ。リヤは3ポットキャリパー＋φ316mmベンチレーテッドディスクを採用。ABSを標準装備するなど、足回りも万全だ。

専用開発のマフラーを採用することなどにより、低速からパワフルなフィーリングと力強いエキゾーストサウンドを実現。駆動系には縦置きエンジンとの相性が良く、メンテナンス性にも優れるシャフトドライブを採用する。

片持ち式プロアームとプロリンク式リヤサスペンションの採用により、後輪左サイドはホイールデザインを強調した軽快感のあるすっきりとしたビューに仕上がっている。

容量22リットルのフューエルタンクは従来のゴールドウイングとは異なり一般的な位置に設置。伸びやかなティアドロップ型形状により、乗車時のホールド感とともにクルーザーらしい雰囲気を演出している。

フューエルタンク上面にはクロームメッキが美しい個性的デザインのフロントトップカバーを配置。フューエルリッドの開閉はメインキーを使い、左側のラジエターカバー後端にあるロックを解除する凝った仕組みだ。

街乗りから近距離ツーリングまでを想定したシートは、ゴールドウイングやF6Bに比べてもだいぶ軽快な作りになっている。パッセンジャーシートは取り外し可能なセパレートタイプとし、ソロライドでのカスタムテイストを強調しつつ、大型アルミグラブレールを採用するなど機能面も配慮。

トップボックスやサイドパニアを搭載しないことで、シンプルで低いリヤビューを演出。カスタムテイスト満点のミニマライズされた水平配置のテールランプとウインカーもLEDタイプを採用。

電子デバイスなどのスイッチを持たないシンプルなグリップまわりだが、グリップ自体はカスタムテイスト漂うソリッドな太巻きタイプを採用。

コンパクトに集約した機能的なメーターまわりは、走行時の視認性を高めるフルデジタル表示を採用。イグニッションオンで輝く一直線に並んだインジケーターランプが美しい。

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