掲載日:2011年02月21日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/青木タカオ
低く長く、そのうえ太い! 威風堂々とした車体に、美しいクロームメッキパーツを随所に配し、上質感溢れるクラシックスタイルを表現。両輪を深々と覆うディープフェンダーや鞍型シート、砲弾型のヘッドライトケースなど所有感を満たす重厚な装備が目を見張ります。搭載するのは、745ccの水冷OHC52度Vツインエンジン。ギアレシオをワイド化し、乗り手の感性に響く、味わい深いフィーリングを実現しています。
デビューは'97年で、ロング&ロープロポーションを強調させるティアドロップ型の燃料タンクや、タイヤを深く覆う前後ディープフェンダーの採用など、ボリューム感に満ちたクラシカルなスタイリングを身に纏って登場。エンジンはスティード(600)に搭載する水冷Vツインを排気量アップ。低速から湧き上がるような力強い出力特性を持たせています。'00年にはシートをスリムにし、前後サスのセッティングを変更することでシート高を20mmダウン。このとき、エアインジェクションシステム(二次空気導入装置)を導入しました。'03年にはフレームを一新し、ホイールベースを 30mm 伸ばしながら、シート高を 15mm 下げることに成功。高級感のある大型の鞍型シートはこのモデルから採用しており、ライダーが跨り易いだけでなく、走行中の不快な振動を吸収します。さらに駆動方式をチェーンドライブからシャフトドライブに変更、盗難抑止機構 H・I・S・S も搭載します。
Fi を搭載したのは'08年。長距離走行時の疲労軽減などに貢献するアルミ製のステップボードを新たに採用し、チェンジペダルも変速操作が容易なシーソータイプに変更。さらに、Vツイン特有の音色にこだわった葉巻型のデュアルマフラーを採用するほか、フロントディスクブレーキの位置を車体右側に変更することにより、車体全体の重量配分を最適化しました。'09年にはABSタイプを追加。ABS仕様のみ、リアブレーキを従来のドラムブレーキからディスクブレーキに変更しています。
クラシックの称号を持つマシンは、フロント、リアともに美しいクロームメッキのスポークホイルを採用し、幅広のアップハンドルとともに華麗な雰囲気を醸し出す。
「LOW、LONG&BASIC」という開発コンセプトで'02年に登場。カバードタイプのフロントフォークやディープフェンダーなど、クラシック路線でライバル車に対抗した。
「スポーティ&クラシック・クルーザー」をコンセプトに、'08年より北米市場に投入。エンジンは942㏄の60度V型2気筒SOHC4バルブで空冷式を採用。欧州名はミッドナイトスター。
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