ホンダ ゴールドウィング GL1800

掲載日:2011年02月17日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/伊丹 孝裕

ホンダ ゴールドウィング GL1800の画像
HONDA GOLDWING GL1800

圧倒的な快適性を誇る
ホンダのフラッグシップツアラー

ゴールドウイングは、アメリカ向けの大型グランドツアラーとして1975年に、米国の生産拠点であるホンダ・オブ・アメリカ・マニファクチャリング(HAM)にて初代モデルを製造し、日本への輸入・発売を開始しました。以来、ホンダのフラッグシップモデルとして、装備の充実と快適性の向上がはかられ、2001年には 1832㏄ の水平対抗6気筒エンジンを搭載する現行型へとフルモデルチェンジ。安全性の強化や環境対策など、常に時代に先駆けた改良が加えられ、現在に至っています。

車体に盛り込まれる数々の機能は、2輪というよりは4輪的なものと言えるでしょう。特に6気筒エンジンがもたらすなめらかなフィーリングはスムーズそのもので、低重心設計によって安定性もバツグン。もちろん、排ガス対策も抜かりはなく、一酸化炭素や炭化水素の排出レベルは国内規制値の10分の1以下という世界最高レベルに達しているのです。柔らかな印象のフロントフェイスは、ライダーを風圧から守るためにエアロダイナミクスを追求したもので、そのカウルに覆われるフレームには、軽快なハンドリングをもたらすアルミ製ツインチューブを採用。大柄な車格からは想像できないほど、軽やかにコーナーを駆け抜けることができます。また、メーターパネルも従来の2輪のイメージとは大きく異なる豪華さで、中央の大型液晶マルチディスプレイには、手元のボタン操作であらゆる情報を呼び出すことが可能になっています。ツーリングをより楽しく、快適にするためのアイテムは数多く、6連奏CDチェンジャーや AM/FM チューナー、ステレオスピーカー、総容量 142L のトランクスペース、バックレストとサイドサポート付きの大型パッセンジャーシートなどを標準装備。国内仕様には、ハロゲン式の約2倍の明るさを持つディスチャージヘッドライト、間欠機能付きワイパー、盗難抑止システムも備えられるほか、上級グレードには、ビルトインタイプのナビゲーションシステムと先進の技術であるエアバッグを搭載したモデルもラインナップするなど、最高峰の利便性と安全性が確保されていることでも注目です。

数多いモデルではないため、中古相場は高値安定傾向。先代モデルにあたる GL1500 シリーズなら、年式に応じてお買い得感のある車体を見つけることができるかもしれません。

ホンダ ゴールドウィング GL1800のここがポイント!
  • ●  他の追随を許さない豪華な装備
  • ●  長距離でのタンデムでも疲れを知らない走り
  • ●  意外なほど扱いやすい車体とエンジン

ホンダ ゴールドウィング GL1800のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    ゴールドウイング GL1500

    先代モデルでも、その世界感は堪能できる。排気量が少ないとはいえ、6気筒エンジンの滑らかさは今も健在で価格がこなれている点も見逃せない。

  • ハーレーダビッドソン
    FLHTK103

    ハーレー・ダビッドソンの真骨頂でもあるツアラーモデルの最高峰。V型2気筒特有の鼓動感とサウンドは、ゴールドウイングとは対照的な楽しさにあふれる。

  • トライアンフ
    ロケットIII Touring

    2294㏄の並列3気筒エンジンという圧倒的なスペックが魅力の英国製ツアラー。武骨なスタイルとトルクフルなエンジンフィーリングで人気。

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