ハスクバーナ スヴァルトピレン401(2024)

掲載日:2024年03月27日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

Husqvarna Svartpilen 401(2024)
Husqvarna Svartpilen 401(2024)

新フレームに399ccの水冷単気筒を搭載
足着き性も向上したアーバンエクスプローラー

スヴァルトピレン401は、水冷単気筒エンジンを搭載したストリートバイクです。オフロードタイプのハンドルバーを採用し、前後輪にはワイヤースポークホイールとブロックタイヤを装備。いわゆるスクランブラースタイルです。2024年のモデルチェンジでフレームからエンジン、外観デザインまで一新。排気量は従来の373ccから399ccへと拡大しました。また、シート高は従来より15mm低い820mmとなり、足着き性が向上しています。

エンジンはスムーズで扱いやすい出力特性です。最高出力は33kW(45PS)。ライドモードはストリートとレインの2種類で、悪天候向けのレインモードでは穏やかなスロットルレスポンスとなります。また、コーナリングトラクションコントロールや、変速時のクラッチ操作を不要にするイージーシフトも採用。なお、エンジンが従来より軽量コンパクトになったため重量配分が改善し、ハンドリングの向上にもつながっています。

車体重量は159kg(燃料を除く)。スチール製のトレリスフレームとアルミニウム製のスイングアームは、リアショックユニットのオフセンター配置を反映した新設計です。サスペンションはWP製で、ストロークは前後ともに150mm。また、ホイールベースをやや長くすることで安定性の向上を図りました。さらに、トリプルクランプのオフセットを見直すことで、安心感の高いライディングポジションを取れるようにしています。

燃料タンクの形状も新しくなりました。容量は従来の9.5Lから13Lへとサイズアップ、タンク上には荷物を積載可能なラゲッジラックを標準で装備。タンクカバーはライダーの動きを妨げることのないデザインです。そのほか、メーターパネルには5インチのTFTフルカラーディスプレイを採用。ブレーキにはボッシュ製のコーナリングABSを装備。車両価格は消費税10%込みで79万9,000円、発売は2024年の3月となっています。

ハスクバーナ スヴァルトピレン401のここがポイント!
  • ● 排気量399ccの水冷単気筒エンジン
  • ● オフセンターリヤショックを採用した車体
  • ● 容量13Lにサイズアップした燃料タンク

ハスクバーナ スヴァルトピレン401のライバルはこれだ!

  • トライアンフ
    スクランブラー400X

    最高出力は29.4kWの水冷単気筒エンジンを搭載したスクランブラーモデル。ヘッドライトガードやナックルガードなどを装備。消費税10%込みで78万9,000円。

  • ホンダ
    GB350 S

    最高出力15kWの空冷単気筒エンジンを搭載したロードスポーツモデル。コンパクトなテールまわりのデザインで軽快感も演出。消費税10%込みで60万5,000円。

  • ロイヤルエンフィールド
    ハンター350

    トラディショナルな構成の車体に空冷単気筒エンジンを搭載したスポーツバイク。最高出力14.9kW、シート高は790mm。消費税10%込みで65万7,800円~。


こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索