掲載日:2017年04月18日 取材で見つけた旧車バイク紹介
記事提供/Zeppanバイクス編集部 取材協力/コンボイ
※この記事はモト・メンテナンス別冊『Zeppan BIKES 22号』の『物件通信』を再編集したものです
ホンダCB750に対抗しスズキが放ったのは2スト水冷3気筒エンジンのGT750だった。同モデルはホンダCB750KやカワサキZ2シリーズと比べて年毎のマイナーチェンジで確実な進化を果たし、完成度を高めていったモデルとして知られている。
初期型は当時としては信頼性が高かったドラムブレーキ仕様だったが、翌年にはダブルディスクを装備。1974年モデルではワイヤー引きのピストンバルブキャブから安全性を理由に強制開閉式のSUキャブレターへと仕様変更された。国内では1976年生産のGT750/6型が最終モデルとなり4スト4気筒エンジンを搭載したGS750へとバトンタッチしたが、欧米では根強い人気を誇ったため1977年生産の7型も発売された。
コンボイで見つけた1975年型のGT750は国内仕様の5型である。GT750ファンにとっては、一見の価値があるコンディションを有していた。
強制開閉式SUキャブレターを装備した1975年モデルのGT750。国内モデルながら書類紛失による新規手続きで3年車検。2019年1月まで車検付き。ガソリンタンクにはエクボ凹があるがオリジナルペイントに艶がありトータルコンディションは極めて良い。
フルスケール240km/hを貫き通した国内G7のメーターに憧れたファンは数多かった。中央には水冷エンジン故に水温計を装備。
アンコ抜きされてはいるものの純正シートのコンディションは良好。ウインカーサイドのリフレクターはスズキ車の特徴だ。
初期型は2リーディング式のツインパネルドラムブレーキを装備していたが、2型からはダブルディスクを標準装備。GT750ベースのレーシングマシンTR750は、欧米のロードレースシーンで大活躍した。
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