掲載日:2017年04月25日 取材で見つけた旧車バイク紹介
記事提供/Zeppanバイクス編集部 取材協力/タイムトンネル
※この記事はモト・メンテナンス別冊『Zeppan BIKES 22号』の『物件通信』を再編集したものです
環境問題がクローズアップされた1970年代後半、4スト優勢となりつつあった流れを逆転させたのが1980年に登場したRZ250だった。そして空前のバイクブームが沸き起こるのもまたRZがきっかけだった。
水冷エンジンやカンチレバー式のリアサスペンションなど、それ以前のRDシリーズを刷新したメカニズムは、レーサーであるTZ譲りと称され、1981年の250ccクラス販売台数ランキング一位を獲得するなど多くのライダーを魅了。スポーツモデルらしい有機的なデザインと軽量コンパクトで必要十分な運動性能は現在でも通用し、中型クラスの人気絶版車では常にトップクラスに位置している。
タイムトンネルでは3~4年ぶりの販売となるRZは1982年のマイナーチェンジ以降のグラフィックに再塗装されており、フロントダブルディスクやダブルホーンなど350のディティールを備えているのが特徴だ。