新潟発 福島・山形 名道1泊1日ツーリング

掲載日:2016年06月22日 ツーリング情報局東北エリア    

走行エリア/新潟県・福島県・山形県
走行した道/国道49号、磐梯山ゴールドライン、西吾妻スカイバレー、国道113号
投稿者/ガンさん 取材日/2016年04月23日~24日

ツーリングレポートの画像

磐梯山ゴールドライン・西吾妻スカイバレーを走る
走行距離320km絶景の旅

どちらかというと寒さの苦手な私にとって本格的なツーリング初めは毎年ゴールデンウィーク過ぎなのですが、例年よりも暖かさを早く感じるこの春、2016年は4月23、24日に始動開始です。

今回のツーリング先として選んだメインルートは多くのバイク雑誌等に紹介される絶景・名道スポットの一つ、磐梯山ゴールドラインと西吾妻スカイバレーです。 予定としては新潟市の自宅を23日(土)の午前中に出発、国道49号を進み新潟県を抜けてお昼頃に福島県に入り、午後ゆっくりと磐梯山ゴールドライン、檜原湖、西吾妻スカイバレーを駆け抜け、夕方には山形県米沢市に到着して1泊、翌朝は国道113号線で新潟へ戻り、24日(日)お昼前には自宅に到着する全行程320km、1泊1日ツーリングです。画像は磐梯山ゴールドラインから見た猪苗代湖になります。

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朝10時に自宅を出発、まずは国道49号線で福島県を目指します。国道49号線は新潟市から福島県いわき市までを結ぶ日本海と太平洋を結ぶ主要国道です。 新潟市と阿賀野市の境界となり、阿賀野川に架かっている新横雲橋を渡るまでの約13kmの区間は亀田バイパス・横雲バイパスと2つのバイパスが連続しており、快適なスタートとなります。

その後、阿賀野市の中心部である水原地区でやや混雑しますが、そこを抜けた安田地区からは再び快適な地方国道となり、右手に阿賀野川、磐越西線と平行して走り、途中には大きな道の駅・阿賀の里やこの地域の名湯である咲花温泉もあります。 阿賀野市を過ぎて阿賀町へ入ると国道と阿賀野川が交差するポイントがいくつかあり、画像のような風景を楽しむことができます。

阿賀町の津川地区を過ぎますと新潟県と福島県の県境を超える峠越えとなり、西会津町、会津坂下町へ入っていきます。この西会津、会津坂下にも国道49号線沿いに道の駅があり、休憩にはおススメです。

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会津坂下の町を過ぎると国道49号は会津若松市内へ向かってしまい、磐梯山ゴールドラインへは遠回りとなってしまうため県道33号へ進みます。約8kmほど進むとまた国道49号へと合流し、49号に戻ってすぐの八田交差点を左折するとゴールドライン入口となる県道64号となります。ここで出発から約120km、お昼を少し過ぎたため道の駅・ばんだいで休憩します。

この道の駅は磐梯山をモチーフにした磐梯山岩なだれカレーと磐梯山コロッケが名物のようです。 道の駅を出発して数kmでゴールドラインの上りルートとなります。道路は片側一車線で山菜採りの車が所々で停車していますが道幅も十分広く、新緑の時期には少し早いためか交通量もそれほど多くありません。また、上るにつれて猪苗代湖や会津盆地を一望でき、磐梯山が近くなりその雄大さが増していきます。 下りルートは裏磐梯、桧原湖へと続き、国道459号沿いの桧原湖畔には食事や軽食、店内に自販機もあるお土産店があるため、ここで休憩を取ります。

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国道459号から山形県道・福島県道2号に左折して西吾妻スカイバレーに向かいますが、道路案内標識にはスカイバレーに向かう方向がしっかり示されていますので迷うことはないでしょう。 桧原湖畔をしばらく走行し、湖畔沿いから西吾妻山と東鉢山の峠道である白布峠へ向かいます。

スカイバレー前半は東鉢山七曲りと名付けられたヘアピンの繰り返しとなっており多少の注意も必要ですが、上るにつれてカーブもゆるく、直線も長めになっていきます。以前は観光道路として有料だったようで途中には景色を眺めることが可能な駐車ポイントがいくつかあります。特に標高1400mを超えた頂上直前には画像のような天空から谷を覗き見るような絶景を見ることができます。

谷の先にはつい先ほどまで駆け抜けてきた桧原湖と磐梯山が見え、今回のコースを選んだ場合は特に感動します。 頂上を過ぎて下りルートになった途端、道路わきには残雪が多く残っていて空気もひんやりと感じます。途中には滝もあり、上りルートとは印象も異なります。

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県道2号を進み夕方4時に米沢市に到着して1泊、ここまで約210kmです。米沢駅周辺には米沢牛のお店がたくさんありますので、予算に応じて米沢牛の食事を楽しめます。 翌朝8時にホテルを出発、国道287号で川西町へ、さらに県道250号で国道113号へ向かいます。国道113号ですぐに道の駅・いいでを通りますが9時前でまだ営業していないため、このまま進みます。ルートとしてはここから山越えとなり、朝の峠道は気温も15℃に届かないため走行中も寒いですが、のんびりとした農村地域の風景に気持ちも穏やかになります。

やがて、道の駅・白い森おぐにを過ぎて山形県と新潟県の県境となりますが、ここから新潟県の道の駅・関川までの区間は本や雑誌に載らない裏の絶景・名道スポットです。国道113号線とJR米坂線、さらには3年連続で水質日本一に輝いた一級河川である荒川が並行・交差を繰り返して走るルートとなり、素晴らしい自然の景色の中を愛車で駆け抜ける喜びを感じることができます。 やがて国道113号は日本海に直面し、海岸線沿いの日本海夕日ラインを走るルートとなります。自宅に戻ったのは午前11時、走行距離320kmの1泊1日名道ツーリングでした。

レポーター プロフィール
ガンさん
所有バイク/ホンダ フェイズ
以前はレプリカ、スーパースポーツと乗り継いできましたが、数年前に一般道で長距離ツーリングして、各地を探索する魅力にどっぷりハマり、今はビッグスクーターであちこちに行っています。

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