引き潮時に現れる海の道を見つけに西伊豆へ

掲載日:2016年06月15日 ツーリング情報局関東エリア    

走行エリア/東京都、山梨県、静岡県
走行した道/国道16号線、都道506号線、国道413号線、国道138号線、国道246号線、国道414号線、県道159号線、県道411号線、国道136号線
投稿者/プラムフィールドさん 取材日/2016年04月10日

ツーリングレポートの画像

季節を味わう、道沿いの桜と、沼津の桜えび

4月は、期の移り変わりと共に様々な変化がある季節です。この日のツーリングも、4月1日から解禁された桜えびの春漁に注目し、生桜えびを食べに行くというものとなりました。ちなみに、駿河湾の桜えび漁は、産卵期の夏と、深く潜る冬を避け、春と秋の二期に行われています。春の漁(春漁)の期間は、4月1日から6月7日までとなっており、この時期を逃すと、生桜えびは、秋までお預けとなってしまいます。

このような話から、「これは食べない訳にはいかない!」と、今回は、8台9人のメンバーが集まりました。集合場所は、八王子の道の駅滝山と、山中湖の南側に位置する森の駅FUJIYAMA BAZAARの2カ所で、滝山で6台、FUJIYAMA BAZAARで2台が合流することとなりました。私は、滝山からの参加です。

ツーリングレポートの画像

道の駅滝山からは、国道16号方面に向かい、左入橋の交差点を右折して、八王子IC入口側に向かいます。国道16号をしばらく道なりに進むと、八幡町の交差点に出ます。バイクの場合、この交差点を直進し、都道506号線を進むと、比較的渋滞を避けて道志みちへと続く国道413号線にアクセスすることができます。“バイクの場合”としたのは、都道506号線は、途中、住宅街や細い路地となるため、車での走行では、少々窮屈に感じることがあると思われるからです。

国道413号線に入った後は、一時的に国道412号線を介して再び国道413号線(道志みち)に入り、道の駅どうしを目指し、道の駅どうしにて最初の休憩となりました。この日は、久々の雨でない週末で、かつ春の交通安全週間という事で、渋滞や取締りが懸念されましたが、比較的順調な走り出しで、道の駅どうしに到着することができました。

ツーリングレポートの画像

春の時期を迎えた道の駅どうしは、まだ売店の営業時間前だというのに、駐輪場がほぼ埋まるほどの数のバイクが押し寄せていました。また、気温の上昇と共に、遅い開花を迎えた桜が見ごろを迎えており、この日、1つ目の“桜”を堪能しました。道の駅どうしから山中湖までの国道413号線(道志みち)は、比較的直線の多い道のりです。山中湖手前の交差点を国道413号線方面へ左折し山中湖沿いにマリモ通りを走ります。この道は、右手に山中湖を見る事が出来ると共に、時折正面に富士山を見る事ができ、非常にワクワクする気分を味わう事ができるため、渋滞時を除いて大好きな道の1つです。

第2集合場所の森の駅FUJIYAMA BAZAARは、マリモ通りを進み国道138号線との交差点(旭ヶ丘)に存在します。ここで、残りの2台と合流です。最近は、こうした道の駅や森の駅など、24時間駐車場が解放されていて、休憩と共にトイレが使用できる施設が多いため、待ち合わせ場所の選定に便利だと感じます。

ツーリングレポートの画像

森の駅FUJIYAMA BAZAARを出発した後は、国道138号線(箱根裏街道)を南下し、静岡県沼津市を目指します。箱根裏街道は、有料道路の東富士五湖道路と平行に走る一般道で、多少のワインディングがあるものの、有料道路出口である須走ICからの合流があるまでは、比較的スムーズな流れで走ることができます。

また、合流地点において一時的に混雑するものの、その後の流れは悪くなく、萩原北の交差点を右折して国道246号線(裾野バイパス)に至るまでは、見通しの良い道が続きます。国道246号線は、東名高速道路と平行に走る一般道であるため、沼津の市街地に入るまでの道のりは渋滞も無く、暇を持て余すこともあるでしょう。沼津市内に入ってからは、少々渋滞のある国道414号線を通り、沼津港へ向かいます。

ツーリングレポートの画像

沼津港は、豊富な食事処が揃う観光市場です。県道159号線方面からのアクセスでは、千本港町の交差点を直進し、市場のメイン通りを抜けると埠頭に向かう右カーブの右手側に、バイク専用の駐車場の案内があります。車では混雑が予想される駐車場環境も、バイクであればスムーズに無料で駐車することができます。

この日は、“にし与”さんで昼食をとる予定でしたが、残念ながら4月21日まで休業との事で、近くの“さかなや千本一”さんでの食事となりました。食事は、その日の朝に捕れた生桜えびと生しらす、アジのタタキが乗った三色丼を食べました。桜えびの甘味と食感が印象的な美味しい丼でした。この日は、食後に西伊豆まで足を伸ばし、伊豆のモンサンミッシェルと呼ばれるトンボロ現象を見に行くため、食事時間を11時と、早めに設定したのが功を奏したのか、待ち時間無しで食事を楽しむ事ができました。

ツーリングレポートの画像

沼津港を出た後は、国道414号線、県道17号線を通り、県道127号線の西伊豆スカイラインに向かいます。西伊豆スカイラインは、有名な伊豆スカイラインに比べると道幅は狭いものの、無料化されており、かつ混雑が少ないため、非常に気持ちの良いワインディングを楽しめる道の1つと言えるでしょう。景色を楽しみたい方は、県道411号線、県道59号線へと進んだ仁科峠あたりからの景色などがお勧めです。天気が良いと、雄大なワインディングロードを抱く丘の向こうに、富士山の姿を見る事もできます。

西伊豆スカイラインを通った後は、国道136号を目指します。仁科峠を通る場合には、県道410号線から向かうのが良いでしょう。県道59号線をそのまま進むと、かなり道が狭く、荒れた道を通る事となるためです。県道410号線で峠を下った後は、宇久須南の交差点を左折して、堂ヶ島を目指します。

ツーリングレポートの画像

堂ヶ島では、加山雄三ミュージアムの無料駐車場が、堂ヶ島の洞窟巡り遊覧船や、公園巡りをする際の駐車場になっています。今回は、季節限定で、引き潮の時にだけ現れるという海の道(トンボロ現象)を見るために、堂ヶ島にやってきました。ちなみに、加山雄三ミュージアムからトンボロ現象で現れる海の道までは、歩くと1km程度あるのですが、そこまでの道沿いにも、駐車スペースがあります。また、歩くのが苦手という方には、ホテル脇から坂を下ったところ(海岸近く)にも、駐車スペースが存在します。今回のツーリングは、ここから各々の帰路につきました。我々は、伊豆縦貫道から東名高速に乗り、帰宅しました。

立ち寄りポイント・スポット紹介
  • ● 道の駅八王子滝山(東京都八王子市滝山町1-592-2)
  • ● 道の駅どうし(山梨県南都留郡道志村9745)
  • ● 森の駅FUJIYAMA BAZAAR(山梨県南都留郡山中湖村平野506-296)
  • ● さかなや千本一(静岡県沼津市千本港町101千本一ビル)
  • ● 加山雄三ミュージアム(静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2048-1)

レポーター プロフィール
プラムフィールドさん
所有バイク/DUCATI S2R800
さまざまな車種を乗り継いできましたが、結婚を期にすっかりバイクから遠ざかってしまっていたところ、昔あこがれていたバイクに偶然出会い、気軽に楽しむをモットーに復帰したリターンライダーです。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索