掲載日:2012年06月06日 ツーリング情報局 › 関東エリア
投稿者/WRTさん | 取材日/2012年5月7日
奥日光で新緑、桜、雪を
同時に楽しむツーリングルート
5月の連休も過ぎて、関東は初夏のような陽気。まさにツーリングシーズン真っ盛り。標高が高いのでまだ気温が低いかも?と思いつつ、私が大好きな栃木県の日光から群馬県の利根沼田方面への新緑ツーリングに出かけました。バイクを車庫から出す時着込んでいると汗が噴き出すほどの陽気。やや薄目のウェアを着て、いざ出発です。
東北道から日光宇都宮道路に入りますと、道の雰囲気がガラリと変わります。まるで森の中の樹木のトンネルを貫いて走るような気分。新緑がとてもきれいです。ひと休みした日光口パーキングエリアの樹々はまさに萌え出ずる柔らかなグリーンで彩られています。「あぁ、この新緑に出会えるなんて! 今日来て本当に良かった」としみじみ思います。
そしていろは坂。標高が高いので、5月初めの今でも山桜が咲いています。九十九折りのヘアピンの連続を快調にこなし、標高が上がっていくと、風景はまるで冬。「凍結注意!」の標識もまだ必要な感じです。
そして赤い鳥居をくぐっていよいよ中善寺湖畔に到着。お目当ては湖畔の行列店「浅井精肉店」のランチ。カウンター6席だけの小さなお店はやっぱり外に列が……。外の列で7番目と、混雑を予想していたとはいえちょっとがっかり。連休明けの平日なので観光客はまばらですが、なぜかこの店だけは列ができているんです。でも、ここはじっくり待つしかありません。30分ほど待ってやっと入店、そして速攻で名物のソースカツ丼を頼みます。私の後に並んだ外国のお兄さん二人組にもソースカツ丼をリコメンド。数年ぶりに来た浅井精肉店ソースカツ丼は、まったく同じ美味しさ、同じ巨大さでございました。
はらぺこだったのに、やっとのこと完食! すぐにはバイクに乗れないほどの満腹感、膨満感なので、うろうろ湖畔を散策して腹ごなし。正直冬景色に近い眺めです。
お腹の張りが落ち着いたら、再度バイクを駆って奥日光へと進行です。素敵な建物の中禅寺湖金谷ホテルを右に見て、戦場ヶ原を突っ切り、湯の湖湖畔を過ぎて金精峠を抜け、あっという間に丸沼に到着です。この道はゆるめのカーブもあって、このルートのハイライトと言えます。そしてこの道には、“日本ロマンティック街道”という別名が付けられていますが、丸沼湖畔は本当にロマンティックな場所。いつ来ても心が穏やかになる素敵な場所です。標高が高い奥日光ですから、観光客の姿は多くはなく、釣り人がちらほら来ている――そんな季節のようです。丸沼は、バイクで来て良し、カップルで来て良し、家族連れできて良し、なるべく人の少ない時期に訪れてその静謐な湖のたたずまいを堪能すべきです。
ここからが、今回のルートの後半のハイライト。ほとんど貸し切りでワインディングを楽しみました。そして片品村へ到着。鎌田の交差点を右折して401号線を北上しますと、尾瀬の南側をかすめて水上方面へ抜ける別名「奥利根ゆけむり街道」と称する快走路。しかし、冬季で開通は5月末 (2012年は5月31日午前10時開通予定)。この道は、本当に震えが来るほどの素敵なのですが今回は断念。片品村町役場前を通って沼田方面関越道へ抜けることにいたします。
後は帰るだけ? いえいえ、どっこいこのルートはそんな退屈なものではありません。途中吹割の滝を見逃してはなりませぬ! 駐車するとお金 (私の場合100円でした) を取られますが、降りて河辺を歩くとあまりの迫力に腰が抜けそう。歩く私たちのすぐそばをものすごい奔流がしぶきを上げて流れ下っていくのですから。
ここまでで見どころ走りどころ満載の奥日光ルートをまさにお腹一杯楽しみました。帰りの関越道は赤城山SAで一休み。一日の行程を振り返って、新緑も桜も雪も満喫できた大満足お腹一杯ツーリングだったと感動いたしました。
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| 片品村は、まさに春真っ盛り。桜満開、チューリップ、ムスカリ、芝桜、水仙、春花が咲き誇っていました。 日光宇都宮道路は、この時期だと新緑のトンネルを走るような箇所がたくさんあります。思い切りフレッシュな樹々の香りを吸い込んで走ることができます。これぞ新緑ツーリングの醍醐味と言えますね。 男体山がご神体。日光はまさに全体が神域なのでございます。唐突に鳥居が立っていても納得。 |
日光宇都宮道路 日光口PA → いろは坂 → 中禅寺湖畔 浅井精肉店 → 丸沼湖畔 → 片品村 → 吹割の滝 → 関越道赤城高原SA
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スポット紹介
浅井精肉店
所在地/〒277-0825 栃木県日光市中宮祠2478
電話番号/0288-55-0014
営業時間/12:00~19:00
定休日/不定休
所有バイク/
2011年式 BMW R1200GS Adventure
2011年式 Moto Guzzi V7Racer
2006年式 DUCATI Pole Smart 1000LE
32年のブランクを経てバイクの世界に戻ってきたリターンライダー。ツーリングで走るエリアは非常に広範囲で、関東を飛び出し甲信越や東北の一部まで達することも。愛車はロングツーリングに最適なモデル BMW R1200GS Adventure とモトグッツィ、ドゥカティポール・スマート。
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