『たびたび、旅へ』

第9話 キャンプにはどんな道具が必要?

掲載日:2017年08月25日 タメになるショートコラム集たびたび、旅へ    

Text & Photo/NOBUWO

テント、寝袋、マット、バーナー、椅子、テーブルなど、これが僕が普段使っているキャンプ道具。こういった細々したものを、大きめダッフルバッグに詰め込んでバイクにくくる。

さて、前回はこれからの秋がキャンプに最高ですよー、ってな話をしました。そこで今回からは、数回に渡ってキャンプに必要な「道具」についてご紹介していきたいと思います。

とは言うものの、キャンプ道具というのは本当に千差万別で玉石混交なんです。僕はキャンプを始めて30年以上になりますが、今だにあれやこれやと悩んでいるのが正直なところです。

というわけですので、これから紹介する道具はあくまでも僕の使ってきたものや、経験から導き出したキャンプ道具考察なので、参考程度に、と考えていただければと思います。

テントは写真のようなドーム型の2人用が目安。僕は登山用の3人型を愛用。収納はすごくコンパクトで重量も2kgない。また椅子やテーブルがあると、とたんにキャンプは快適になる。

■就寝関係
テント:2人用に1人で寝て、残りのスペースは荷物を置く。2本のポールをクロスして設営するドーム型が使いやすい。前室という「土間」があるとそこで煮炊きができ、濡れものを中に入れないでいい。
寝袋:寝るときに入るキャンプ用のおふとん。夏用から冬用までさまざまあり、ツーリングで選びたいのは「適応温度5度~10度」ぐらいに設定されたもの。素材も化繊と羽毛の2種類がある。メンテや価格を考えると使いやすいのは化繊タイプ。
マット:体の下に敷いて、快適に眠るためのマット。ウレタンタイプ、空気注入タイプ、空気とウレタンの併用タイプと3種が定番。ウレタンは収納が大きく、空気注入はコンパクトになるがパンクするなど一長一短。

■くつろぎ系
チェア:ヘリノックスなど最近はフレーム式の軽量コンパクト系が主流。椅子があるとないとでは快適さがまったく変わるのでぜひ用意したい。
テーブル:椅子同様、最近のキャンプでは必需品。折りたたみ式も多数あり。テーブル上でガスバーナーなど熱いものでも置けるのが便利だ。
サンダル:キャンプ地ではバイク用の重いブーツではくつろげない。だから絶対にサンダルが必要だ。
着替え:キャンプ地ではバイク用のウエアは脱いで、リラックスできる服装がいい。できれば焚き火の火の粉でも溶けないような綿素材が好ましい。

サンダルはキャンプにおいて絶対の必需の装備。つぶして小さくできるものがいい。これも100円均一製だ。

■焚き火系
焚き火台:最近は直火のできないキャンプ場も多く、そういった場所では焚き火台が必要になる。価格は3,000円~15,000円ぐらい。
火ばさみ:焚き火台で薪や炭を操るのに必要。100円均一で入手可能。
革グローブ:薪を割ったり、熱い焚き火台を移動するなど、素手ではやけどしそうなシーンで必需。軍手でもいいが、革のほうが圧倒的に熱に強い。
着火剤:炭や湿った薪に火をつけるには着火剤があると便利。100円均一ショップやホームセンターで入手可能だ。

■調理系
クッカー:キャンプ用の鍋。大小2個とフライパンがセットになったものが多い。素材もアルミ、ステンレス、チタンとある。
ガスバーナー:本格調理から、ちょっとお湯を沸かすときに便利なガスバーナー。カセットガス用ボンベを燃料にするものだとコンビニでも入手可能だ。
その他の食器:スプーン、フォーク、ナイフのセットもあると便利。あと、絶対に欲しいのがトング。肉、魚、パスタなどなんにでも使える。キッチンバサミや小さいオタマもあると便利。
ナイフ:薪を割る。食材を切る。楊枝を作るなど、キャンプシーンで欠かせない。男がこだわりたい道具だ。

■照明系
ヘッドライト:調理や手元を照らす、夜のトイレなど絶対に必要な装備。
ランタン:今は電池式のLEDタイプが人気。ガスランタンのほうが明るいが、壊れやすいマントルを使う必要がある。ローソクのキャンドルランタンなども味があっていい。

■その他
タオル、キッチンペーパー、水筒、蚊取り線香、ウエットティッシュ、虫よけ、トイレットペーパー、ライターなど。

通常のスプーンやフォークに加えて持っておきたいのがトング、オタマ。ステンレストレーも食材を置いたり、熱い物を載せるのに便利。いずれも100円。

キャンプに必要な道具をざっとあげてみると、こんな感じでしょうか。

こうしてみるとけっこうな道具が必要に思えますね。近頃は品質こそ、それなりですが、ホームセンターやドン・キホーテでもテント、マット、寝袋、椅子、テーブル、バーナーが比較的安価に入手でき、それ以外は100円ショップでほとんど揃えることが可能です。最近はアマゾンで頼めば翌日に配達されることもあるので、すぐに揃えることもできますよね。

少しずつでもいいので、揃えてキャンプに挑戦してみてはいかがでしょうか。

次回はキャンプ道具について、もっと具体的に突っ込んだお話です。

キャンプ道具は大きくて重いだけにバイクにはしっかりと括りたい。最近の僕は完全防水のバッグに収納することが多い。雨が降っても泥が跳ねても中身が濡れないからだ。

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