『たびたび、旅へ』

第2話 ツーリングにはどんな種類がある?

掲載日:2017年07月21日 タメになるショートコラム集たびたび、旅へ    

Text & Photo/NOBUWO

未舗装を求めて山中をさまよう林道ツーリングは、写真のようなオフロードバイクじゃないと走れない。オンロードバイクでは見られない絶景に出会うことも。

前回はツーリングって何? というなんだか掴みどころのない抽象的な話でしたが、今回はツーリングってどんな種類があるの? って話を。

みなさんはツーリングと聞くと、どんなイメージを持つのでしょうか。1人で走ったり、仲間と走ったりといろいろですが、メディアに関わる人間としては、もう少し具体的に分類したいわけです。

まず1人でツーリングすることは「ソロツーリング」と呼びます。それに対して2人以上でツーリングは「マスツーリング」と呼べるでしょう。

次に時間の概念。泊まらずにその日のうちに帰ってくるのであれば「日帰りツーリング」。1泊以上するのが「宿泊ツーリング」となります。

さらに宿泊にはいろいろな形式があります。「宿泊ツーリング」とは基本的にホテルや旅館に泊まることを指し、キャンプ場などでテントで寝るツーリングを「キャンプツーリング」と分類できるでしょう。

また宿泊するツーリングでも週末の土日に1泊するのではなく、例えば北海道などを1週間以上旅する場合は「ロングツーリング」ということになりますね。しかしロングツーリングという概念はもうひとつあります。

例えば日帰りでも走行距離が500kmを越えたら、それはもう立派なロングツーリングでしょう。ですので、ロングツーリングには「ロングタイム」と「ロングディスタンス」の2種類があると言えます。

また特別なスタイルとして、山中の未舗装路を好んで走る「林道ツーリング」というものもあります。

キャンプツーリングではテントや寝袋、調理器具など、多くの専用道具が必要になるのでノウハウが必要だが、国内では一番自由な宿泊方法だろう。

これらは基本的なスタイルですが、そこに「絶景」、「グルメ」、「温泉」といった旅の醍醐味も加わってくることになります。

これらのツーリングをどう楽しむかは、もちろんそれぞれ自由なわけですが、ソロとマスでは、やはり走り方や注意点も違うし、林道ツーリングでは、林道を走れるオフロードバイクが必要です。また宿に泊まるのとキャンプでは持ち物がまるで異なります。

自分が今後、どういうツーリングをしたいのか。そのツーリングを成功させるにはどういう装備が必要で、何に注意するのかなど、ツーリングスタイルを分類することで内容が浮き彫りになってくるのです。

そういう意味で僕は「グルメキャンプロングタイム絶景林道ツーリング」を北海道でやるのが一番好きかな(笑)。

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