『バイク乗りの勘所』

ナイトランのすすめ

掲載日:2012年09月10日 タメになるショートコラム集バイク乗りの勘所    

Text/Nobuya YOSHIMURA

ナイトラン。つまり夜走り。これにハマると抜け出せない。だが、心配ご無用。秋が深まり、やがて冬になれば、寒くて夜走りなんぞしてられなくなる。だから、それまでの間…というか、最も楽しめるこの時期に、思う存分ナイトランを楽しんでおきたい。行き先は、郊外の小粋なカフェだったりすると最高だが、それが見つからなければ、どこだっていい。朝練がジョギングだとすると、ナイトランは散歩だから、目的地は遠すぎないところがおすすめ。

ひとりでふらっと出かけるもよし、いつものバイク仲間、ツーリング仲間と待ちあわせて、いっしょに走るもよし、現地集合・現地解散でもいい。あるいは、たまには奥様や彼女、息子や娘とタンデムなんてのも、相手が嫌がらなければ楽しいはず。ツーリングだと NG でも、カフェへのナイトランなら OK の可能性は高い。いずれの場合も、走りを目的にしてしまうとダメである。マニア心を捨て、バイクは足代わりの小道具だと割り切る気持ちが大切だ。

私の仲間うちでは、年に何度か “おかわりナイトラン” なる企ても人気を博している。これはスタバのレシートがヒントだった。ドリップコーヒーご購入時のレシートをご提示頂いたお客様は当日内であれば、2杯目のドリップコーヒー(ホット/アイスどちらでも可)を他店舗でも100円(税込)でお楽しみ頂けます…と書かれたレシートの “他店舗でも” というところに着目したわけだ。1軒目に集まり、2軒目までみんなでナイトランを楽しむのだ。

真夏でも真冬でも、バイクに乗れる天気なら、かまわず走る強者もいる。しかし、いつごろが一番心地よいかといえば、これから10月末あたりまでではないかと思う。立秋を過ぎれば日暮れが早く、ツーリングの帰路などには焦燥感を感じることもあるが、日が暮れてからスタートするナイトランだと、その心配はない。午後8時を過ぎれば道も空いてくる。家で怠惰にすごすよりも、散歩代わりのナイトランでリフレッシュ。これこそバイク乗りの特権だ。

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