iPhoneを使ってSNS映えするカッコいいバイク写真を撮ろう‼/第一回 基本テクニック編

掲載日:2019年10月30日 フォトTOPICS    

写真/増井 貴光  取材・文/小松 男

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第一回 基本テクニック編

日々進化を続けるスマートフォンのカメラ性能。中でもその先頭に立ち続けているiPhoneは、誰でもきれいな写真を撮ることができるものと噂されています。自撮り、食撮りも良いですが、我々ライダーにとっては、素敵なバイク写真を撮ることもポイントです。今回の企画では、インスタグラムやフェイスブックをはじめとしたSNSでかっこいいバイク写真を投稿するため、プロのバイクカメラマンによるレクチャーを行っていきます。第一回目は基本編、まずは持ち方やアングルなどを探って行きましょう!

【この記事の目次】
■LESSON 01 基本の持ち方を体に染み込ませる
■iPhoneポイント!
■LESSON 02 アングルを知り、使い分ける!
■まとめ

固定電話と携帯電話の契約数が逆転したのが2000年のこと、それから約20年の月日が流れ、現在では携帯電話は1人1台、必ず持っているような流通台数となりました。そしてそれら携帯電話、スマートフォンでもフューチャーフォンであっても、限りなく100%の確率でカメラ機能が搭載されています。すでに携帯電話が普及したのちに生まれ育った世代では“写メ”という言葉すら使わなくなったそうですが、日常的にカメラを使い、生活に取り入れている状況なのです。つまりこれは、国民全員がカメラマンということですよ!

もちろん機種によっては性能や機能が異なるので、写真の出来栄えと言うのは違ってきますが、スマートフォン業界のパイオニア的存在であるアップル社のiPhoneは、どのモデルも高いカメラ性能が備わっています。先だって登場した最新モデルiPhone11では、超広角カメラ、ナイトモード、QuickTake機能が追加され、さらに進化したカメラが搭載されています。そんなiPhoneのカメラを使えば、誰でもと言っていいほどきれいな写真は撮れてしまうのですが、カメラの基本を知っておくことで、より一層魅力的な写真を撮れるようになるのです。例えばツーリング先で撮る愛車との思い出作りの写真、その写真をそれ以上の作品として昇華させる。素敵に撮れたバイク写真をSNSで共有するのも良いですし、アルバムを作っても良いでしょう。写真のテクニックが向上すれば、バイクライフはさらに楽しくなること間違いなしです。

この企画では、iPhoneを使った素敵なバイク写真を撮るための指南役として、数々のバイク媒体で活躍する増井貴光カメラマンを講師に招いて、レクチャーを行っていきます。

LESSON 01

基本の持ち方を体に染み込ませる

iPhoneで写真を撮る際、持ち方、構え方に意識したことはありますか? 例えばレンズに指が掛かっていて、端が欠けた経験など無いでしょうか? またいつも片手で持って撮影しており、ブレているという方もいたりするのでは? 持ち方を変えるだけでも、いつもとは違った写真が撮れるかもしれません。まずは撮影時のしっかりとした持ち方を身に着けましょう。

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縦位置の構え:
一般的なカメラ、例えばコンパクトデジタルや一眼レフなどは、横位置が基本撮影となるのですが、スマートフォンの場合、縦位置で写真を撮る方も多いと思います。シャッターを押す手の反対の手で、本体を包み込むようにしっかりと持ち、反対の手でも本体が動かないように支えながらシャッターを押す。何よりもブレさせないことが重要です。ちなみにiponeには強力な手ブレ機能も備わっていますが、それはあくまでしっかりと構えた先にサポートするためのものであり、適当に撮ってもブレないというものではないのです。なお『スクエア』比率(正方形)でも縦位置の構えで撮影する場合が多いです。

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横位置の構え:
横位置でも本体をしっかりと固定するという意識を持つことが重要。シャッターと反対側、つまり本体の上側に装着されているカメラレンズを指などでふさがないように注意することもポイントとなります。ケースカバーなどを装着させている場合も同様に、しっかりと抑え、ブレさせないことがポイントとなってきます。

iPhoneポイント!iphoneを使ってSNS映えするカッコいいバイク写真を撮ろう‼の画像03
iPhoneをはじめ、ほとんどのスマートフォンでは、ボリュームスイッチがシャッター機能を兼ねています。しっかりと構えた状態から指を動かさずにシャッターが切れるため、よりブレにくくなるほか、この機能を知っていれば片手で撮影する場合などでも応用することができるしょう。

LESSON 02

アングルを知り、使い分ける!

写真のアングルという言葉を耳にしたことはありませんか? これはカメラの位置や角度を変えて様々なカットを作ることです。例えば同じ場所から同じバイクを撮影する際も、カメラを構える位置の角度や高さを変更することで様々な写真が撮れるということ。無意識で撮っている普段の写真は、意外と自分の目の高さで構図を決めてしまい、ワンパターンになってしまいがちです。ここでは、それぞれの特徴を踏まえながら、効果的な撮影アングルを探っていきたいと思います。

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横アングル:
縦より横の画角比率が大きくなるため、風景の広がりを見せたいときなどに効果的。撮影場所からは、海、山、街、そして空が広がって見え、それらの風景要素を活かしながら、バイクを上手く取り込んだ写真となっています。なおスマートフォンの場合、4:3(例写真はこの比率)、16:9、1:1(スクエア)の撮影画角から選ぶことができますが、それぞれ4:3を基準としトリミングをしているだけなので、まずは4:3で基本となる画角を身に着けると良いでしょう。そもそも人間の視野というのは、左右方向に向かって広がっています。つまり、人間の目で見ている世界と言うのは、基本的には横位置であり、だから横位置写真というのは自然に見えるのです。

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縦アングル:
縦方向に長い写真が撮れます。インターネットの世界、特にホームページなどでは横位置の写真をメインに使用されていますが、雑誌の表紙や広告などでは縦位置の写真を使うことが多い傾向にあります。横位置アングルの説明で、自然に目に映ると書きましたが、縦位置はその逆で、普段上下方向に延びる世界を目にしていないため、被写体を強調させる効果を持っています。人物の全身を撮る場合には大きなメリットがありますが、バイクは横に長いものであり、バイク全体を入れるような写真を撮る場合となると、上下に余白スペースが広がってしまいます。なので、写真例のように、一部分を切り取るようなカットとした場合、より一層特徴的な写真とすることができます。

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斜めアングル:
写真の基本は地面に対して水平にカメラを構えたものですが、意図的に構図(構図に関しては次回以降紹介予定)を調整するために、あえて斜めにカメラを構えるアングルで撮影することもあります。インパクトやスピード感を持った写真とするために効果的です。45度が黄金比と言われることもありますが、角度をつけすぎると落ち着きのない写真となってしまいがちなので、右下げ、左下げなど色々と撮影して、自分なりに納得できる程よい角度を探してみてください。

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ハイアングル:
ハイアングルとは被写体となるバイクを高い位置から見下ろすカメラアングルを指します。ちなみにカメラを構える際、地面に水平にレンズを向けるのが基本ポジションとなり、その水平状態を保ちながら、カメラを上下に移動させてセットポジションを探るのですが、ハイアングルの場合は、高い位置からレンズを下げることで見下ろした構図を生み出す手法です。地面や水面など、より広い範囲の景色を取り込めることや、バイクを立体的に映し出すことで、強い印象を受ける写真とすることができます。

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ローアングル:
見上げるようにカメラを構えることで写すことができるローアングルカット。写真例はローポジション(地面に近い場所にカメラをセットすること)&ローアングルで撮ったもの。景色の映り込みは少なくなっていますが、大きな空と地面スレスレからといういつもとは違った視点からの写真によって、バイクを力強く映し出すことができています。写真に写りこむものを少なくすることで、被写体の持つ力を引き出すことができます。

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ローポジション&ローアングルを撮影しているところ。実際にプロカメラマンがバイクのイメージカットを撮影する場合にも使われることが多いです。例えばバイクの発表会などに行くと、何人ものカメラマンが腹這いになって撮影しているなんて場面にも遭遇することがあります。逆にハイアングルでバイクを撮影する際には、脚立などに上って撮ることもあるのですよ。

インターネットや書籍などでバイクの写真を探し、この写真はどのように撮影しているのかな? と考えながら、実践するのも楽しいと思います。なお、バイクの写真は他人の邪魔にならない安全な場所で撮影しましょう。これだけは鉄則です!

まとめ:
第一回目ということで、スマートフォンに限らずカメラで撮影する際に知っておきたい基本的な、テクニックを紹介してきました。いままで、無意識に行っていたこともあるかもしれませんが、改めて理解し実践することで、よりよい写真が撮れるようになると思います。次回以降は、構図や、光の取り入れ方、バイクに寄ったり引いたりした撮影などなど、基礎を知りながら、iPhoneで素敵なバイク写真を撮れる応用テクニックもご紹介していきたいと思いますのでご期待ください。
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増井 貴光
二輪誌を中心に雑誌、広告等で活躍中のカメラマン。愛車はハーレーFLTRXなど。古典芸能やアメリカインディアンの文化から多大なる影響を受ける。ドラッグレース、ボンネビル・ソルトフラッツで開催されるランドスピードレースなどアメリカのレースやバイクによる旅の写真をライフワークとし、自らバイクで走って撮影するスタイル。「職業=旅人なんて言いたいけど、そこまで旅できていない」という。なぜか誌面に顔を出していること多し。オフィシャルサイトで作品をチェック!

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