掲載日:2020年02月23日 プロが造るカスタム
取材協力/ブライトロジック記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。
ゼファー750やCB750(キャブレター最終のRC42)などネイキッド750cc車を日頃のアシにしてきたブライトロジック代表・竹中さん。車体サイズもコンパクト、乗りやすくていいのだが、高速などで「もうちょっと速さがほしい」と思うこともあったとか。そこを補う意味で目をつけたのが、イナズマ1200。
現役当時からミドルクラス並みと言われたように車格もコンパクト、それでいて1,156cc、オーバーリッターの油冷エンジンでパワフル(トルクも十分)。さらに中古価格も手ごろ、しかもブライトロジックでは油冷やGS、GSX-Rと多く扱ってきたスズキ車。
外装は同店にあったGS750のものに載せ替えた。「フレームは極力加工せず、外装側の加工で付くようにしました。マフラーはエキパイをφ42・7mmにしたかったんだけど、市販品がなかったのでワンオフ製作。素材はスチールです」と竹中さん。
実際に現車を目の前にすると、スリムなGSタンクとシートのせいもあってか、イナズマの丸っぽい感じは消え去り、新しいスリムネイキッドの感覚。スズキがネオクラシック車を出すならこれだ! と言いたくなるほどの新鮮さもある。
ところがこの車両、竹中さんが試乗もしないうちにお客さんがつき、即売れてしまったのだとか。「外装加工が大変なので、次作るとしたら、そこを何とかしたい」と竹中さん。そのうちに2号車登場となるかもしれない。それも即売れしてしまいそうではあるが……。
φ43mmフォーク、ステムなどフロントはほぼイナズマSTD。
外装はGS750純正でソリッドブラック+ブルーパールでペイント。ラインはステッカー。
シートもGS750純正が装着できるよう、シートレール部のキャッチャーを新造。
エンジン、BSR32キャブなどもSTDだがインシュレーターゴム交換、キャブO/Hなどによりコンディションは好調。ブレーキはフロントのみブレンボ4P+サンスターディスクに変更して強化。
リヤサスは撮影時純正だったが近々ヨシムラKYBに変更予定とのこと。3.50-17/5.50-17サイズのホイールもSTDだがリヤタイヤは純正170/60から180/55と1サイズアップ。足まわり変更など今後の発展性があるのも魅力的だ。
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