掲載日:2018年08月12日 プロが造るカスタム
取材協力/ハリケーン
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです
ネオ・レトロというニュー・コンセプトのもと登場したXSR900。いろいろな意味で注目を集めている。このXSR900はハリケーンが同社オリジナルパーツで組み上げたデモ車だが、ライトカスタムの見本としても参考になる部分が多い。
「ベースマシンの持ち味であるネオ・レトロな雰囲気を強調する一方で、日常域での使い勝手などにも配慮しました。機能性だけでなくパーツの質感などにもこだわっています」(ハリケーン・阿部さん)
ベースはヤマハインターカラーに塗装された60周年記念モデル。シート後ろには日常使用でも便利なタンデムグリップ(9504円)を装着。ほかにLEDダガーウインカーキット(2万304円)も装備する(価格は全て税8%込み)。
フレーム同色にペイント仕上げ(車両装着品は試作品で半ツヤ黒塗装、量産品はツヤ消し黒塗装とのこと)されたエンジンガード、ハンドルキットなどは、まさに日常の使い勝手に直接関係してくる部分。撮影時の装着ハンドルはアルミ削り出しのセパレートハンドルキットだが、ほかにFATコンドル、FATスワローといったキットもラインナップされている。コンドル、スワローといったハリケーン伝統のネーミング、イメージどおりのフォルムがまたレトロスタイルに似合うのである。
「最初に開発したのはコンドルで、ポジションは純正より30mmダウン、5mm前方になります。ハンドル幅は85mm短くなります(要構造変更)が、ノーマルケーブルのままで取り付けOK。あとは、あえてスクリーンではなくアルミ製にしたメーターバイザーなどもウチならではの製品じゃないかと思います」(同)
ビニールコートされたタンデムグリップなども利便性高く、それでいてレトロ。さすがハリケーン、勘所がよく分かってらっしゃる。
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