掲載日:2017年04月03日 プロが造るカスタム
取材協力/クォーター
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです
「この車両、ウチが手がけるようになったそもそものきっかけは、オーナーさんがキャブセッティングにずっと悩んでいたということで、相談のために来店したことだったんです。その後マフラーワンオフや足まわり、細かな部分の作り込みなどをして、現在の仕様になりました」そう語るクォーター代表・平田さん。
これでも同店としては比較的ベーシックな部類とのことだが(すべてワンオフが基本となる同店だけに、超凝ったことをしていないという意味ではベーシックなのである)、それでも仕上がり、各種セッティングなどは、かなりのハイレベルにある。キャブはTMR-MJNに換装。セッティングに関しても、アイドリングから全開時まで徹底的に詰められている。マフラーはワンオフのオールチタン、ショートコーンタイプだ。
「長年キャブで悩んでいたお客さんだから何の違和感もなく乗ってもらえるよう、セッティングにはかなり気を遣いました。ウチを頼ってくれた以上、がっかりさせたくないですからね」
という平田さんの言葉を聞けば、どれくらいの仕上がり具合か、想像できるというものだろう。足まわりもオクムラMEチューンで質感高く、奥行きのあるハンドリングを実現。フロントキャリパーは現在、ブレンボ製ラジアルタイプへと進化・強化されているとのこと。
「オーナーさんはサーキット走行会にも参加するようになって、『今度はスーパースポーツを買い足したい』なんてこともおっしゃってくれてます。サーキットで走るとSSモデルはいいですからね(笑)」(同)
悩みを解決するだけでなく自分の世界も広げてくれるショップとの出会い。これもカスタムの醍醐味のひとつと言えるのではないだろうか。
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