掲載日:2016年09月05日 プロが造るカスタム
取材協力/スーパーバイカーズ
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです
一般整備とカスタムに加えて、車両販売も積極的に手がけるスーパーバイカーズ。多くの油冷4気筒車両を扱ってきたが、これから初期GSX-Rを購入しようという相談を受けた場合、代表の吉岡さんはどんなアドバイスをするのだろうか。
「外装一式をじっくり観察しましょう、ですかね。基本的に油冷GSX-Rは速い、安い、丈夫の3拍子が揃ったモデルで、極端に荒い扱いをされていない限り、エンジンと車体は比較的容易に本来の性能を回復できます。でも外装はほとんどが欠品になっているので、派手に破損していると手の施しようがない。中古やアフターマーケット製という選択肢もありますけど、意外にお金と手間がかかるんですよ」
上の1987年型R1100は、オーナーと同店が約20年に渡りカスタムを続けてきた車両だが、経年劣化した外装を一新する際に、クレバーウルフ製カウルとZXR400用シートカウルを導入。こうした状況を考えて吉岡さんは、独自のFRP外装開発も検討していると言う。
「初期の油冷GSX-Rには他機種では絶対に味わえない、唯一無二の魅力がありますから、オーナーになった方には、できるだけ長く楽しんでほしいじゃないですか。FRP外装の開発は、それを実現するための一環です。油冷シリーズに限った話ではないんですけれど、ウチで扱う中古車両は車検付きが前提で、きっちりテスト走行してからのお渡しになりますので、この時代のモデルに興味がある方は、気軽に問い合わせをしてほしいですね」(同)
要注意点は外装のコンディション。その他のパートにも気を遣ってくれる。今や希少になった油冷車には、こうした販売店の存在も頼もしいのだ。
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