掲載日:2016年06月27日 プロが造るカスタム
取材協力/UEHARA SPL.
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです
いわゆるボルトオンパーツが充実してきたおかげで、1990年代後半以降、カスタムは飛躍的にやりやすく、身近なものとなった。しかし、その一方で、他の車両と同じような仕様になってしまう、いわゆる定番化という悩みも出てきたように思う。
カスタムをしていく際に、どのようなコンセプトで臨むのか。そのコンセプトを実現するために、どのようなパーツを選び、どのような仕様に仕上げていくのか。こういったことについて、オーナーが主体性を持っていなければ、あっと言う間に『無難な線』に流されてしまう。そういう意味でこのXJRは、非常に参考になる。じつに「軸」がはっきりしているからだ。ホイールや前後サスペンション、ブレーキなど、足まわりをアップグレードする手法は、元々走りのいいXJRを仕上げていく上では、まさに理想的なアプローチだと言える。
エンジン本体はノーマルだが、吸排気系パーツでパワー特性、およびエキゾーストノートを大幅変更。マフラーはヨシムラチタンサイクロンだが、テールパイプをワンオフすることでテールアップ、いかにもカスタムらしい外観に仕立てている。
「カスタムコンセプトは『乗って楽しく、見て飽きない』こと。ノーマルのイメージは崩したくなかったので、カラーリング等はノーマルを残しつつ、少しずつコツコツと作ってきました。カスタムの相談は、ファミリーユサ黒崎店でお世話になってます。とても親切だし、いつも的を射た回答で、気づかされることが多いんですよ(笑)。自分のカスタムイメージに近づけるためには、やっぱり信頼できるプロのアドバイスがあった方がいいと思いますね」という2002年式1300オーナーのコメント、参考になるはずだ。
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