掲載日:2016年03月25日 プロが造るカスタム
取材協力/バグースモーターサイクル
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
2年くらい前に『足まわりをやってほしい』ということで同店に入庫したというニンジャカスタム。ゼファー750/1100改やZRX1100/1200改のイメージが強いバグースだが、もちろんZRXと同系エンジンのニンジャも得意。足まわりのセットアップや、細かな部分のリファインにも定評がある。
「カスタムのコンセプトは、ノーマルの良さを活かしつつ、長く乗れるように仕上げていくというもので、細かい部分はある程度、お任せでやらせてもらいました。エンジンに純正コンマ5mmオーバーサイズピストンを入れたのも、そういう方向性から来ているチョイスなんですよ」
そう語る同店代表・土屋さん。ヘッドもカムこそヨシムラST-1に変更しているものの、あとは面研、ポート段差の軽い修正程度に留めているとのこと。あくまでもノーマルらしさを味わえるパッケージになっているということだ。外観は再塗装されているが、これも単なるブラックではなく、カドワキコーティングによる機能性ペイントのサーモダインとのこと(放熱性、塗面の耐久性に優れていることから選んでいる)。
一方、前後サスペンションはJB-KYBφ41mmフォークにナイトロン製リアショックの組み合わせ。同時にリアアームもZX-9R純正に変更されている。注目したいのは、フロントアクスルシャフトが同店オリジナルのクロモリ製に変更されている点で、剛性アップと抵抗の少なさ、精度の高さなどにより、フロントまわりの接地感、走安性が向上するとのこと。
「パーツは付ければいいってもんじゃなくて、本当に適材適所。そのあたりのアドバイスもプロとして重要な仕事だと思ってます。よく走ってこそのカスタムですから(笑)」
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