掲載日:2016年02月26日 プロが造るカスタム
取材協力/ノジマエンジニアリング
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
レーサーレプリカや高性能限定車全盛だった1980年代、その最後の年にデビューを飾ったのがゼファー(400=1989年登場)だった。2バルブ空冷エンジンにツインショック、スチール製ダブルクレードルフレームというレイアウトは1970年代そのままだったが、レーサーレプリカに食傷気味だった旧来からのバイクファンから圧倒的な支持を得て、スマッシュヒットを記録した。その750版、『Z2の再来』などとも呼ばれたゼファー750がデビューを飾ったのは、その翌年、1990年のこと。ダブルクレードル、ツインショック、空冷2バルブというZ以来の基本は、ここでも継承されたが、現代バイクらしい前後17インチでリリース。
そういうバックグラウンドを持つゼファー750をモノサス化したのが、このノジマエンジニアリングによる『NJ-6』である。1990年の登場からじつに四半世紀近くを経て、リアまわりが正常進化した…というのは、少し皮肉な話ではあるが、気になるのは、走りの方だろう。
NJ-6の基本パッケージはリアアーム、リアサスペンション、リンク、フレーム加工で約60万円程度。トータルコストは他部分の仕様などによっても変わってくるので問い合わせを
「カスタム済みの車両をベースにしたんですが、当初からオーリンズのフォークとリアサスペンションは装着されていました。乗った印象もフロントが勝っている状態だったので、モノサス化でかなり良い方向でバランスさせることができたと思います」
そう語るノジマの担当・難波さん。この車両は、その記念すべき1号車だが、リアアーム変更と同時にリアアクスルをφ20mmに大径化、ピボットシャフトもクロモリ製に変更することで、剛性感も格段に増しているとのこと。同時にマフラーのテールパイプをより車体内側に追い込み、バンク角も稼ぐことができたという。元々走行性能に定評のあるゼファー750だけに、ちょっと注目の1台だ。
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