掲載日:2015年12月25日 プロが造るカスタム
取材協力/モトサロン オカ
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
MotoGPやスーパーバイクなどで使われている欧州製パーツを中心に、ハイセンスなカスタムをプロデュースしているモトサロン・オカ。今まで紹介してきた車両は、たまたまスポーツ走行を意識した600クラスベースが多かったが、今回は街乗り~ツーリング用途をメインとし、リッタークラスがベースとなっている。とは言え、そこはGSX-R1000ベース。走りの性能がいまひとつ、などといったことはまったくない。むしろ性能をスポイルすることなく、外観をリファインしたというのが適当なところだろう。
「レース系のパーツを使うと言っても、あくまでも雰囲気はストリート。ヨーロピアンな上品さを感じさせるものというのが、ウチの手がけるカスタムのテーマになってます。ペイントなどもごくシンプルですが、そこに効果的に差し色を入れて、大人の雰囲気を出すといいますか(笑)。このバランスをどのあたりでまとめるか、というのもポイントのひとつなんですよ」(担当/中西さん)
ペイントは外装はもちろん、フレーム、スイングアームなどにも及んでおり、前後ホイールも社外クロームに変更されているのだが、改造車然としたイメージを一切感じさせないのは、こうした配慮によるところが大きいのだろう。交換されているのは、基本的にボルトオン系パーツのみなのだが、4輪のアルピナにも似た精巧感、洗練された車両の持つオーラが感じられるのはさすがのひと言。これはなかなかの演出力だ。
マフラー、レーシングスタンドなど、国内であまりお目にかかれないパーツ使いも見逃せないポイント。SS系カスタムで悩んでいるなら、こんな手法も考慮に入れてみる価値はある。なによりカッコ良いからだ。
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