掲載日:2015年09月30日 プロが造るカスタム
取材協力/クォーター
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
ビキニカウルと社外集合マフラー程度の状態でクォーターに入庫したというXJR1300。元々の外装色はシルバーだったそうだが、それを落ち着きのあるキャンディレッドにオールペン、ワンオフマフラーを製作するというあたりからモディファイがスタートしたとのこと。
「マフラーはエキパイ部分をφ38.1→φ42.7mmのコニカルヘッダーにした手曲げチタンのワンオフ品。そのあとホイール、前後サスなどの足まわりをやって、最終的にキャブ、ブレーキまわりなどをやったという感じですね。基本的には、いつものウチのパターンです(笑)」
そう笑う代表・平田さんだが、ワンオフ製作されたステップ(非常にシンプルかつ機能的な作りで、フットプレートや湾曲デザイン/ナイフエッジのペダルなど、超合理的なのに美しさも持つ)、足まわりやキャブのセッティングなど、目に見えない部分を含む完成度は、さすがに高い。製作にあたっての要望は『とにかく乗りやすく、軽く』というものだったそうだが、これなら街乗りレベルでも、ノーマルとは明らかに異なった上質感が味わえるだろう。
「XJRというバイク自体、ものすごく良くできてますけど、カスタムしていくと、もうちょっと低速トルクがほしいなと思うときがありますね。ちょっと圧縮を上げてやればいいくらいの話なので、ノーマルボアで使えるハイコンプタイプのピストン、あるいはキャブレターやFI、エキゾースト系など吸排気系のアレンジで補ってやってもいいと思います。オールラウンドに使えるし、ベースとしてはとてもいいバイクですよね」(同)
ちょっとしたモディファイで、まだまだ完成度は上がりそうだ。
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