カワサキ GPZ900R

掲載日：2011年05月27日プロが造るカスタム

フレームはネック部、スイングアームピボットまわりなどを中心に13カ所の補強がなされる。その補強方法も、従来からあるガセットを溶接する以外も、穴開け加工を施したプレートなども併用することで、17インチ化に対応した強度を実現している

メーター類はスタンダードのまま。ニンジャらしい雰囲気を壊さないことに重きを置く。ハイスロのほかハンドルブレース装備が目立つ程度だ。ちなみに車両のディテールや基本仕様も、オーナーが長年暖めてきた構想をベースとしている、とのこと

エンジンは同じカワサキのGPZ1000RXにワイセコ製φ77mmピストンを組んだ997→1024cc仕様。カムシャフトはヨシムラ製ST-1に換装。バルブまわりはカワサキZX-4純正品を加工流用＋ポート加工で、排気量アップに対応したヘッドチューニングも施工済み

前述にあったフレーム補強部のアップ。メインフレーム後端部を例とした。補強材デザインをコの字型とすることで、その剛性はより高まる。写真下部にはオーリンズ製に換装されたリヤショックのリザーバータンクがきれいに収まる様子も見て取れる

足まわりはゲイルスピードTYPE-Cホイール（3.50-17/5.50-17）にF:ブレンボ製4Pキャリパー＋ニッシン製ラジアルポンプマスターシリンダーで強化。フロントフォークもZRX用として販売されるオーリンズφ43mm正立をフィッティング、アップグレードする

吸排気系はケーヒンFCRφ39mmキャブレター＋ノジマ製ファサーム・プロチタン。スイングアームはウイリー製、リヤサスもオーリンズ製フルアジャスタブルに同時変更する。前後タイヤはピレリ製ドラゴン・スーパーコルサ。F：120/70-17、R：180/55-17だ

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