
掲載日:2011年05月27日 プロが造るカスタム
サーキット走行会用車(ホンダCB1300SFモノサス仕様?!)を所有しているというオーナーが、主にストリートで乗ることを目的に、フジタファクトリーに新たにオーダーしたというのがこのニンジャだ。基本仕様は長年オーナーである谷口さんが暖めてきた構想に沿ったものとなっているそうで、「書付きフレームにホイールとタイヤが付いているだけの状態からスタート」(フジタファクトリー代表・藤田さん談)したのも、こうした事情を考えれば、逆に効率的だったと言えるだろう。
「今回とくに工夫したのがフレーム補強。Z系はパイプとガセットを使いますけど、このニンジャでは穴開け加工したプレートをメインに使うことで剛性をかなり上げています。あとはエンジンの吸気バルブにZX-4純正を使うことで吸気抵抗を減らす(これは傘形状の違いなどによる効果とのこと)というような試みもしているんですよ」(藤田さん)
できるだけフレーム剛性を上げることでサスペンションの動きを正確なものとする。これも17インチ化&ハイグリップタイヤを活かすためのパッケージングだ。また、サーキット走行もするオーナーだけにサス、ブレーキといった足まわりパーツのチョイス、それらパーツを活かすセッティングなども、かなり重要になってくる。実際、サーキットで試乗した藤田さんによると「足まわりのセッティングを小変更する程度でサーキットも十分走れる」内容となっているそうで、これもやはり基本がしっかりできている証拠だろう。
奇をてらうことなく、足まわりを始めとするすべての性能をバランス良くアップグレードする。同じ17インチのニンジャ改でも、その内容は着実に進歩しているのだ。
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