ヤマハ “TZR500V4”（RZV500R）

掲載日：2011年03月16日プロが造るカスタム

右に回転計を、左に速度計を配置するメーターパネルと、左右のスイッチボックスはエンジンに同じRZV500R用。φ39mm倒立フロントフォークとトリプルツリーはフレームに同じく後方排気TZR250用を使っている

カウル左サイドに収められた黒いタンクはオートスタッフ末広によるアルミ製ワンオフで、ラジエーターのリザーバータンクと分離給油用オイルタンク（純正でもここに装備されるが半透明樹脂製）を一体化したもの

STD同様に2本のチャンバーが覗くシートカウルはORM製FRP。スイングアームと4.50-17インチのリヤホイールは'91TZR250Rで、3.00-17インチのFホイールとφ282mmディスク＋スミトモ4Pのブレーキは'89-'90TZR250

リヤショックユニットはオーリンズ。ステッププレートはTZR純正を黒塗装仕上げしたもの。V4エンジン自体はRZV500RのSTDのままだが、末広製チャンバーによってパワーフィールとサウンドはいっそう磨かれる

エンジン横に見えるのは新作されたエアクリーナーボックスで、RZVをストリートで楽しむための必需品。ボックスなしできっちりキャブセッティングを出し、オールラウンド性能を得るのは容易ではないからだ

このTZR500V4は当初5台限定で製作、その後要望で計11台まで増えた。最終型ではフルカーボン外装、足まわりもフルカスタム化が図られた。なお生産終了は2000年8月で、これは当時の排出ガス規制の影響だった

ショップ情報

オートスタッフ末広

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