掲載日:2010年06月18日 名車ライブラリ
ナナハンキラーから「ビッグバイクキラー」へと昇華
機動性、俊敏性の高さは世代を超えて常にナンバー1
Z1ベースの17インチカスタムやCB-Fベースのチュードカスタムを所有するマシンオーナーともなれば、時には軽量コンパクトでありながら、パワフルなエンジン性能を誇る「スプリンター的マシン」に乗りたくなることがあると思う。ここに紹介するZ650=ザッパーのマシンオーナーも、まさにそんなひとりだ。70~80年代に誕生した空冷マルチモデルを愛するマシンオーナーは。複数のフルカスタム絶版車を所有しているそうだ。そんなマシンオーナーが名古屋のアニーズにカスタマイズを依頼。ノーマル然としていたベース車は、その面影を残しつつ「現代版ザッパー」として見事に生まれ変わった。
敢えてノーマルフォルムにこだわった外装パーツは、ベースカラーの変更によって新鮮な雰囲気を獲得。マシンオーナーの好みでZ400FX/E2に採用された茄子紺系のキャンディカラーを採用。ザッパー系のライングラフィックとの相性も良く、あたかも後期型ザッパーとも思える印象に仕上がっている。
新車当時とは比較にならない高性能な足回りパーツや強力なブレーキシステムを得た現代のザッパーは、まさに走る・止まる・曲がる、の3要素を高次元でバランスさせることに成功した、大人のためのカスタムマシンである。
※スペックはノーマルのものです
■全長×全幅×全高 = 2,170×850×1,145mm
■軸距 = 1,420mm
■エンジン形式・種類 = 空冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
■総排気量/ボア×ストローク = 652cc/62mm×54mm
■圧縮比 = 9.5:1
■最高出力 = 64ps/85,000rpm
■最大トルク = 5.80kgm/7,000rpm
■始動方式 = セル
■変速機 = 5速
■タイヤサイズ フロント3.25-19
■タイヤサイズ リア4.00-18
■発売当時価格 = 43万5,000円(1978年モデル)
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