ヤマハ FZR400RR SP 1990
掲載日：2009年03月08日 名車ライブラリ
ヤマハレーサーレプリカ最終章を飾った
「真の高性能」は今なお健在
84年に発表されたFZ400Rは、さらに戦闘力を高めてFZR400R「リミテッドエディション」へと進化した。このモデルは、F3選手権レースを闘うライダーのために開発されている。その装備はまさにレーシングマシンそのもの。ライバルメーカーに一目おかせる存在だった。その後、リミテッドエディションは車名を「SP/スポーツプロダクション」へと改名し、レース用ベースモデルとしてのポジションが確立された。しかし、当時はこのSP仕様でワインディングどころか、街中を走るライダーが圧倒的に多かった。時はバイクブームだったのだ。
ヤマハ FZR400RR SP 1990 Machine Detail Check!
この時代のレーサーレプリカモデルのコックピットは、必ず中央にタコメーターがレイアウトされる。
国内メーカーの中でプロジェクターヘッドライトを早い時期から採用したヤマハ。FZR400RRはツインプロジェクターとなっている。
1987年モデルのFZR400Rリミテッドで初採用された排気デバイスEX-UPは、90年モデル以降でも継承されている。
初代TZR250Rで初採用となった「デルタボックス」だが、FZR400RRではスイングアームも含め「デルタボックス・コンビネーション」へと進化した。
レーシングマシンのイメージを彷彿するカーボン巻きサイレンサーを標準装備。レースシーンでのイメージが市販車に色濃く反映された。
リアショックユニットに並々ならないこだわりを持っていたヤマハは、上級モデルにフルアジャスタブル機能搭載タイ
SPECIFICATIONS - ヤマハ FZR400RR SP 1990
■全長×全幅×全高 = 1,975×705×1,190mm
■軸距 = 1,365mm
■エンジン形式・種類 = 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
■総排気量/ボア×ストローク = 399cc/56mm×40.5mm
■圧縮比 = 12.2：1
■最高出力 = 59ps/12,000rpm
■最大トルク = 4.0kgm/9,500rpm
■始動方式 = セル
■変速機 = 6速
■タイヤサイズ フロント120/60-17
■タイヤサイズ リア160/60-17
■発売当時価格 = 839,000円（1990年モデル）
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