掲載日:2016年07月07日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
古くからニッシンとのコラボによるキャリパーやマスターシリンダーを販売し、カスタムファンに支持されてきたアドバンテージ。ついにオリジナルのブレーキディスクをリリースしたのでここに紹介しよう。
この製品、モト3クラスに参戦しているKTMのファクトリーマシンにも採用されるなど、すでに実績を挙げている。最大のポイントはフローティング構造で、アウターとインナーローターが直に接する特殊なデザインを採用。一般的なフローティングディスクのように、ピンの摩耗による回転方向のガタが発生しにくく、またアウターが発生した高熱をアルミ製のインナーに逃がしやすいというメリットも併せ持つのだ。
ラインナップは純サーキット用のレーシングと、公道向けのセミレーシングに大別される。どちらもアウターには特殊ステンレスを採用するが、後者はストリートでの使用を考慮した素材となっている。適合する機種は国内外の主要スポーツモデルで、中にはNSR250R(MC18/21/28)など、現行機種以外のラインナップも豊富に揃えている。
価格はセミレーシングで1枚8万円台と高価だが、それに見合うだけの制動力とコントロール性を発揮する。加えて、純正品とは明らかに違うと分かるデザインも魅力的だ。
[ DETAILS ]
レーシング、セミレーシングともアウターローター(ブレーキディスク)は特殊ステンレスを採用。見た目はほぼ同じながら、セミレーシングは公道での使用を考慮した素材となっている
一般的なフローティングディスクは円筒形のピンを介してアウターとインナーローター(ディスクハブ)が接合されるが、このダイレクトドライブはアウターから伸びる突起がインナーと直に接しているので、ピンの摩耗による回転方向のガタが発生しないのだ
右からZRX1200ダエグ用、ハヤブサ用、CB1300SF用。適合機種は豊富だ
[ SPECIFICATIONS ]
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