掲載日:2015年05月22日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
’08年に登場したニンジャ250Rをきっかけに、一気に活気付いた250ccスポーツカテゴリー。そこに最後発で参入したのがヤマハで、クラス最強の36psというスペックを名刺代わりに、’14年末に満を持して送り込んだのがYZF-R25である。
そんなR25向けに、お手軽に試せるテールパイプ一体型スリップオンマフラーが、ケイツー・テックから発売された。ブレスと名付けられたこのシリーズ、サイレンサーが円筒状でエンドの形状のみが異なる“スタンダード”が3種類と、後端に向かって外径が徐々に太くなる“メガホン”があり、どちらもステンレスを素材とする。ケイツー・テックはヤマハのRZやカワサキのマッハシリーズなど、2ストのチャンバー作りを得意としており、このブレスでもていねいな溶接が見てとれる。
エンド部分には取り外し可能なバッフルが装着され、付いた状態での音量は94dB。ツインらしい太めの音質と心地良い音量が楽しめるという。純正のサイレンサーに対して非常にコンパクトであり、なおかつ装着時の角度もかなりカチ上げ気味と、見た目の変化も大きめだ。
価格はいずれも税込みで4万円台中盤と、最初のカスタムとして手を出しやすい価格となっている。R25 オーナーは要注目のアイテムだ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
扇状にカットした板を丸めてつなぎ合わせる手法は、その見た目から“エビ管溶接”と呼ばれており、チャンバー作りを得意とするケイツー・テックだけにこれを巧みに採り入れている
ラインナップ4種類すべてで、バッフルが取り外し可能。装着状態での音量はケイツー・テックの計測で94dBだ
写真はスタンダードの3ピースエンドで、外径はφ86mm、長さは200mmサイズ
上はスタンダードのS6エンド、下はM1エンドで、サイレンサーのサイズは共通だ。車両装着状態での角度はカチ上げ気味で、太めの音質が楽しめる
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!