掲載日:2015年05月22日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
アクティブが取り扱うアメリカのヘルメットブランド、ベル。もともとは4輪用のパーツを作る会社としてスタートし、’54年にヘルメット部門が独立したという経緯を持つ。
ここに紹介するのは、そのベルヘルメットが最初に着手したジェットヘルメット“500”の後継であり、スネル規格を初めてクリアした記念すべきモデル“500-TX”を、現代の安全基準で作り上げたものだ。
ベースとなったのは、’68年ごろに生産されていた製品で、オリジナルを3Dスキャンし、SG規格をクリアできるギリギリのラインまでシェルのボリュームをアップ。帽体は安全性を重視したFRP製で、これは当時も同様だったというから、ベルがいかにライダーの命を守ることに重きを置いたかが分かるだろう。なお、緩衝材のEPSは当時よりもさらに安全性を高めた2層構造で、衝撃検査を十分な数値で合格している。
モールは、金型から押し出されるときにうっすらと残る縦線まで忠実に再現。また、チンストラップのセンターステッチやDリングをわざわざ復刻したり、内装の一部に本革を使うなど、オリジナルのデッドストックか? などと見間違えるレベルにまで完成度を高めているのだ。
カラーは全8色。発売は今夏予定というから、楽しみに待ちたい。
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