掲載日:2014年10月21日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
昨年11月号の当コーナーで紹介したところ、大きな話題となったダイマグのカーボンホイールCA5。そのラインナップに、カワサキZRX1200ダエグ用の注目すべき製品が加わったのでお知らせしたい。
そもそもダエグは、車体右側に大きなサイレンサーをレイアウトしているため、重量のアンバランスさを相殺するべく、リヤホイールのセンターが5mm右側にオフセットされている。余談だが、同じ理由でエンジンの搭載位置をズラしている車種もあり、これは珍しいことではない。
例えばマフラーを軽量な製品に交換した場合、左右の重量差が車両設計時よりも小さくなるわけで、当然リヤホイールをオフセットさせる必要もなくなる。ハンドリングを考えれば、前後輪の整列は揃っているに越したことはない。そこで誕生したのが、センターオフセット0mm仕様のCA5ホイールという訳だ。
アルミより約4割も軽く作れる素材に注目しがちだが、カーボン素材が持つ振動減衰特性も特筆すべき点。アスファルトの細かな荒れを吸収したり、旋回時の接地感が高まるなど、走り出した瞬間からその違いを体感できる。なお、先の純正マフラーに対応するオフセット仕様も継続販売される。いずれも価格以上の満足が得られるのは間違いないところ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
純正センターオフセット仕様との違いはこのハブ部。たった5mm差のためだけに、わざわざラインナップを増やすダイマグの姿勢は真摯だ。おまけに、そのプライスは同額に設定されている
スプロケットは別売。写真のゴールドは1万584円、シルバーと黒が1万2,744円。なお、ドライブ側のスプロケットは純正品を裏表反転させるか、5mmオフセットの製品を用意する必要がある
カーボンモノコック製で、表面には耐UVコートが施される。なお、国内正規販売品に限り、スポークエンドにJWLマークが表示され、車検にも対応
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!