金属製では成し得ない独自の世界 軽量化の先に存在するステージへ

掲載日:2013年11月05日 ROAD RIDER アイテムレビュー    

Photo/前川健彦  Report/大屋雄一  記事提供/ロードライダー編集部

カスタムが三度の飯よりも好きな皆さんに、今さら「ホイールの軽量化におけるメリット」を語るのは釈迦に説法だろう。ハンドリングが軽快になるだけでなく、加速や減速にも好影響をもたらすなど、基本的にはいいことづくめの手法である。

ここに紹介するダイマグのCA5は、そうした軽さから生まれる一般的なメリットだけでなく、素材自体が持つ振動減衰特性によって、既存の金属製軽量ホイールでは絶対に味わえないハンドリングを見せてくれる。アスファルトの細かな荒れを吸収したり、コーナリング時の接地感が高まるなど、走り出した瞬間からその違いは体感できるはずだ。

素材は炭素繊維を樹脂で固めたカーボンコンポジットで、正規販売品はJWLの認定を取得し、車検にも対応している。ちなみに実測重量は、ドゥカティの1098用でフロントが2.41kg。これがアルミ製なら約4kgなので、その軽さがご想像いただけるだろう。前後で約50万円と高価ながら、納得できる逸品だ。

[ SPECIFICATIONS ]

  • メーカー/ダイマグ
  • 販売元/エヌアールディーウエスト
  • 製品名/CA5 カーボンファイバーホイール
  • 素材/カーボン(モノコック成型)
  • サイズ/フロント:3.50-17、リヤ:6.00-17
  • 認定/JWL(車検対応)
  • 適合車種/国内外の主力スポーツモデル
  • 価格/49万8,750円(フロント:21万8,400円、リヤ:28万350円)

[ DETAILS ]

カーボン繊維を固める樹脂は一般に紫外線に弱く、かつては変性によるリスクを危ぶむ声も聞こえたが、同社製ホイールに使われるカーボンシートは紫外線カット性能を持つので安心だ

リム幅はフロントが3.50でリヤは6.00の各17インチサイズ。リヤは5.50も製作可。詳細は全国の各ディーラーまで

スプロケットは専用品で別売りとなる。写真のゴールドは1万290円、ブラックとシルバーは1万2,390円だ。ちなみに、1199パニガーレやMVアグスタのF4シリーズなど、片持ちスイングアーム車は新たなスプロケの用意は不要だ

[ お問い合わせ ]

電話/06-6130-7000

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