掲載日:2014年08月12日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
ニンジャ1000/Z1000ユーザーの間で人気を博している、スペシャルパーツ忠男のスリップオンサイレンサー、パワーボックス。発売から2年6カ月が経過した現在も順調に売り上げを伸ばしている。
今回発売されたのは、その2年6カ月の間に培われたノウハウを惜しみなく採り入れたもので、商品名の末尾にあるHPは“ハイパフォーマンス”の頭文字だ。左右のメガホン前端部に膨張室を設け、これをバイパスで連結させるもので、2ストのチャンバーで脈動をコントロールするようなイメージだという。特に重視したのは2,000~3,000rpmをフラットに整えること。レッドゾーンが1万1,000rpmからというエンジンに対して、かなり低い回転の印象だが、市街地で多用する領域を徹底的に磨き上げ、さらに高回転域も犠牲にしないのがSP忠男の真骨頂。結果、低回転域での出力特性の乱れが軽減し、シフトフィーリングも改善されるというのだ。
材質はアウター、インナーともステンレス。既存のパワーボックスSUSが1.6kg、チタン製が930g(!)と超軽量なのに対し、このHPは2.9kgとなっているが、それでも純正より4.6kgも軽いというのはユーザーにとって朗報だ。極太なトルクをぜひ味わってほしい。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
バイパスの取り出し部分、ちょうどメガホンの前端部分にある太い箇所が膨張室で、テストではここの容積や形状、さらにはバイパスの太さや長さまで試行錯誤し、狙い通りの特性が得られたという。材質はステンレスだ
純正の4本出しに迫る短さを実現したメガホン形状。ステーは溶接済み
保安基準に適合していることを表す認証タグ。もちろん車検に対応する
装着イメージがこちら。純正のサイレンサーが約7.5kgなのに対し、パワーボックスHPは2.9kgしかなく、装着しただけで4.6kgもの軽量化を達成できる
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